東京漂流

雨が止まない世界なら　咲妃みゆ

さやかさんから教えてもらってから、 どハマり中の『雨がやまない世界なら』より一曲。 《歌詞》 時代は確かに変わった 進んだか戻ったかわからないけど 景色 風景は別の世界 怖いくらい変わっちゃった そんな今を肩で風切って 声あげるあの子はかっこいい 時代の波乗りこなして同級生なのに何かごめん 世界変える事に喜び感じて 生き生きしてるあなた見ると 何だか申し訳なくなるの 何も考えてない訳じゃないんだけど.. -------------------------------------- ここから感想文。日記。自分メモ。 この曲を初めて聴いた時、ちょうどこの曲にいるタイプの「同級生」と旅行中で。 その子は、毎日夜な夜な就活の書類を書いてたり、将来の目標をはっきり話してて、まさに『世界変えることに喜びを感じてる』(ように見える) 友人だった。 キラキラしてて、かっこよかった。 私はマイペースすぎる性格のせいか、普段友人がそういう話をしてて全然ストレスに感じない人間だ(と思ってた)けど、 この曲をきいて「どこかストレスに感じないように自分を制していた部分」があることに気づいた。 何も考えてないわけじゃないんだけど、そこまでキラキラできる「何か」をしているわけでもなくて。 それを探そうとはしてるけど、腑に落ちるものがなくて。この歌い手の子とは多分違った方向だけど、「申し訳なさ」も感じていて。 そう。今まで自制してきた「申し訳なさ」っていう言葉を言語化した瞬間、涙が出てきたんだ。 でも、この曲の歌い手の子とちょっと違うのは、最終地点(本音)が違うところかも。 私は本音では「同級生」のようになりたくて、歌い手は「漂流してたい」とは思っている。 (私も本当は漂流していたいのか？と自問自答したけど、2週間の休みでさえ退屈すぎて死んでしまいそうになる私に漂流なんて無理だった) 本当は、アップデート機能もできたらほしい。 本当は、熱中することを見つけてバリバリ動きたい。 生きると決めたなら精一杯いきたい。 色々考えてはいるんだけど、これと言ったものが見つからなくて、結果的に「漂流しそう」になってる。 漂流するのも楽じゃないけど。 もっと主体的に、自分が心から楽しめるものを、 見つけたいな。 最初はあまり共感できなかった歌詞だったんだけど、 何度も聞いてるうちに、色々と思考がめぐる、 心にずしっとくる曲でした。 まだ考えてる。 なが。 ------------------------------- 感情を正直に受け入れていいんだな、って思える歌詞がいっぱいあるこのアルバム。 自分の弱さに寄り添ってくれる、 いい意味で自分に脆さに気づかせてくれる、 素敵な曲がいっぱいあります。