二人声劇【ある特別な日の話】新nana用台本
麗役【お名前】仁役【お名前】シナリオ【ユッキン】
二人声劇【ある特別な日の話】新nana用台本
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#二人声劇
時期外れだと思うだろう?大丈夫、わたくしが一番思っている。
まぁそれはさておき、ちょっと長めのシナリオを試験的に投下してみたいだけっていう。
台詞の語尾変更はやりやすいようにしてください。過度な改変はNGです。
拍手もお知らせもいりません。気軽に遊んでみてください
新nana用のコラボ台本です
1分半では無理なので、旧nanaでは使用しないでください
麗…レイ【女性】
仁…ジン【男性】
‡‡‡‡
麗:「まだ残業?」
仁:「この仕事終わらせないと明日の会議に間に合わないんだよ」
麗:「…………」
仁:「めっちゃ顔しかめるな」
麗:「だってそれ、七川の仕事じゃなかった?」
仁:「あいつ産まれたばっかりの子供いるし」
麗:「そうだとしても、間に合わないってなってから貴方に任せるのは違うでしょ。全く貴方は、なんでもかんでも引き受けて」
仁:「俺は気楽な独り身だから」
麗:「それでそんな目の下に隈作ってちゃ世話ないわね」 仁:「そんな目立たないだろ、まだ」
麗:「目立たないからってなに。自分の体に鞭打ってもいいって?」
仁:「あーーー……あんまり正論を言わないでくれよ。自分でもわかってるんだから」
麗:「………手伝うわ」
仁:「え?」
麗:「ふたりでやった方が早いでしょ。手伝ってあげるから、終わったら早く帰って寝なさい」
仁:「おかあさんかよ」
麗:「ずいぶん手のかかる子供だこと」
仁:「いや、ま、手伝ってくれるならありがたいけどさ。いいわけ?」
麗:「なにが?」
仁:「君だってこんな時間まで残業してたんだろ。疲れてない?」
麗:「疲れてるけど今さら一時間遅くなっても同じよ」
仁:「同じ、ね。女の子の一時間はケッコー重要じゃないの?色々とあるだろ」
麗:「1日くらい、手を抜いても死にはしないわよ」
仁:「ふうん。ま、ありがたいから、お言葉に甘えるわ」 麗:「ええ、そうしなさい」
仁:「………終わったぁぁぁ」
麗:「おつかれさま」
仁:「いや、助かったよ。ありがとう」
麗:「困った時はお互いさまよ。ま、借り1つね」
仁:「出来る同期を持つと借りばっかりたまるなー。ま、なんか困ったことがあったら遠慮なく頼ってくれ。助けるよ」
麗:「えぇ。覚えておくわ」
仁:「じゃ帰るか。終電には余裕で間に合うな。良かった」 麗:「そう、ね」
仁:「?どうした?」
麗:「いいえ。……ただ、喉かわいたから、」
仁:「なんか買うか?そこの自販機で。奢るぞ」
麗:「……いいの?」
仁:「俺も喉かわいたし。ついでだ。何がいいんだ?」 麗:「ココア。あったかいやつ」
仁:「っと。意外。甘いの好きなの?」
麗:「頭使ったから、甘いのが欲しくなっただけ」
仁:「ふーん。俺はコーヒーにすっかな」
仁:「ほい」
麗:「ありがとう」
仁:「まだ時間あるし、飲んでから行くか」
麗:「………えぇ」
仁:「………?どうした?」
麗:「なにが?」
仁:「あ、いや、上の空だからさ」
麗:「そうかしら」
仁:「なんかあった?」
麗:「ないわ」
仁:「即答……あやしいな」
麗:「あやしいって何よ」
仁:「ムキになるところがますますあやしい」
麗:「ムキになんかなってないわ」
仁:「そーか?なんかあるなら相談にのってあげようかと思ったんだけど」
麗:「ふ、借りのお返しに? 」
仁:「単なる心配だけど」
麗:「…………」
仁:「今俺かっこよかった?」
麗:「腹立つわ」
仁:「なんでだよ」
麗:「帰るわ」
仁:「ちょっと、マジで待てって!本当に何でもないのか?」
麗:「…っ、離して」
仁:「あーーー、悪い。強く掴みすぎた」
麗:「コーヒー」
仁:「え?」
麗:「苦いでしょ。ブラックだから」
仁:「あ?あぁ、まぁ、え?」
麗:「あげるわ」
仁:「………は?これ、チョコレート?」
麗:「安心して。手作りじゃないから。ちゃんと美味しいはずよ」
仁:「いや、なんで」
麗:「………。カレンダーでも見たら。じゃお先に」
仁:「カレンダー……って、あ、あーーーーー!今日はっ………。くっそ、にぶちんかよ俺のバカ野郎!」
仁:「まさか今日は残業じゃなかったのかアイツっ……あーーもう!追いかける、しかねぇだろっ!」
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BGMお借りしました
甘茶の音楽工房
作曲者、甘茶さま
URL、 https://amachamusic.chagasi.com/
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