猫白宣言～にゃんぱくせんげん～

矢野絢子

ごめんなさい。リズムが取りずらいかもしれません！ ショートバージョンだけど物語風の詩なのであまり短く出来ませんでした あの日雨の中　薄汚れた路地で　お前淋しそうに　歩いていたよな だから私が　私が声を掛けてやったんだ　ありがたく思え 私は儚く　小さい生き物　丁重に扱え　ぞんざいにするな お前の世話はお前がしろ　私の世話はもちろんお前がしろ ＊忘れてくれるな　お前はこの世でこの世で一番 幸せな生き物　私と出会ったのだから 私が何かに夢中なときには　そっとしておけじゃまするでない お前のそばにいるときには　私が飽きるまで一緒に遊べ お前のベッドに戻ってきたなら　速やかに私の居場所をあけろ 柔らかく小さな私の体で　暖めてやるありがたく思え ＊ 幸せな生き物　私がそばにいるのだから 私は儚く小さい生き物　だから私より先に死んではいけない 年老いてヨボヨボになってく私を　最期の最期まで愛し抜け その日が来たなら　私を胸に抱き　最期の時まで撫で続けろ お前のおかげでいいニャン生だったと　私が言うから必ず言うから 忘れてくれるなお前はずっとこれからもずっと 幸せな生き物　私と共に生きたのだから あの日雨の中　薄汚れた路地で　 お前とっても淋しそうだった だから私が　私が声を掛けてやったんだ　ありがたく思え