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シノ
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知らないところで 君は一人で
大人になってゆく
どうしても 大人に成れずに
子供のままの 私を置いてゆく
届かないって分かってたって
必死に伸ばした手のヒラ
ヒラヒラ舞う桜の 花ビラ
儚い夢見る季節
「さよなら」その一言が言えず
きっと心の中から消えず
私 ずっと 一人なの?
目の前に咲いた花
この世の何よりも 色付いて
手を伸ばしても 触れないから
夢見の花を一人 握ってた
揺蕩う唄 唄う 花の唄
口、杜撰で 歩く
何か掴んでたはずの手が
空に溶けていた 花を掴んだ
光差す君の横顔は
とても綺麗で
思わず息を飲み込んで
ただ戸惑う
ねぇ、 待って? 届かないから
私はただ君の幸せを願おう
これでいいって自分に言い聞かせるの
物憂げに 見つめた 君に唄う
天邪鬼な 希う唄
待って? 届かないけど
ねぇ、待って 舞って 待って 言ってたって
去って きっと 泣いて 咲いて
待って 舞って 待って 言ってたって
去って まって まって
夢見草握り 君に唄う
天邪鬼な恋、願う唄
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