逃飛行
「」: 様 / 『』: 様
逃飛行
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遅すぎって言うの、遅すぎ
*性別転換OK
*設定を崩さない程度のアドリブOK
*句読点に深い意味は無いので、お好きに読んでください!
(キャラクター設定)
「」:柳 朝陽(やなぎ あさひ)
大事な時だけ素直になれない。鈍感。素直になるのがちょっとだけ遅すぎた。初期設定:女性
『』:三嶋 一颯(みしま いぶき)
出さないだけで素直。顔に出さないタイプ。素直になるのを待ちすぎた。初期設定:男性
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空港の屋上にて。一颯の搭乗時間まで、柵越しに景色を眺めながら話す二人。
(SE:飛行機、だんだん小さくなる)
「わー、風つよ」
『飛ばされんなよ』
「ね、さっきのお昼、やっぱお寿司とかの方が良かったかな」
『?』
「こういう時って、相場は和食じゃん!多分!!」
『お前が好きな物食えって言ってくれたんだろ。それに、生物(ナマモノ)怖いし。これからフライト長いのに』
「…そっか、本当に飛行機乗るのかぁ」
…
「やっぱさ」
「描くの、私だけの為がいいな。…なんて笑」
『それ言うの、遅すぎ』
「…そっかぁー、遅すぎたか」
『うん。遅すぎ』
「へへ」
『…そろそろ行こっかな』
「じゃあ、また」
『うん。また』
0:18
(SE:足音)
「…そっちもじゃん、遅すぎたの」
0:05
(SE:飛行機)
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(背景設定)
幼馴染の2人。幼い頃から、朝陽が喜んでくれるのが嬉しくて、朝陽のために絵を描いていた。一颯の絵はメディアからの評価も高く、数々のコンペで優秀な賞を収めていた。そんな中、親や周囲からの期待に押され、高校卒業を期に本格的に絵を学ぶために海外へ留学することを決める。ただずっと、朝陽に喜んでほしくて描いていただけなのに。
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