えんど
--
えんど
- 1
- 0
- 0
怠惰な安堵でちょっとさ
崩れてしまったよ
案外脆かったね
案外脆かったね
丁度良いはどこにもないから
「君のせいにできたらよかったなあ」
いつからはじまった
冷えた電球を触っていた
くだらないとかさ
冗談でも言わないでね
胃の奥の奥に溜まった
鉛に少しずつ侵されて
動けなくなっていく身体を
他人事のように見つめていた
見せびらかす事もできないで
抱えたわりに扱えなくて
自分で自分の頭を撫でた
望んでいたものはなんだ
望んでいたものはなんだ
幸せだけを分け合っていこうよ
嫌なものは全部置いていきたいのに
君が君が君が君が
ちゃんと触れようとするから
私もいつかを待てる気がしてしまう
光がぼやけると
美しいからさ
私は
視力が落ちた
ことに感謝しているよ
Comment
No Comments Yet.