哀悼、そして日常は続く
卯花ロク ft.裏命
哀悼、そして日常は続く
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𝘖𝘳𝘪𝘨𝘪𝘯𝘢𝘭
https://youtu.be/3nsxgNPxw_Y?si=LeCGcajN-AkLgxrR
学校を休んだ だけど朝 制服に袖を通した
礼服を纏った両親の顔はぼやけてた
広がる快晴な空と心地の良い風が嫌味だと感じた
前から声がして 車のドアを開け 歩いた
久しぶりの顔ぶれ 初めて見た顔ぶれ
心ん中綯交ぜで 軽い会釈は上手くできてたかな
和室で座る椅子 布越しでも冷たくて
係の人に呼ばれ 襖を開いた
その表情は柔くて まるで眠ってるようだった
今にも目を覚まして
笑いかけてくれるような気がしたんだよ
湯灌で触れた肌は固く硬く冷たかった
絵空事は私の前で破られ 空っぽのその身を撫でる
明くる日の朝 うつろげに制服に袖を通した
会場までずっと ゆらゆら心は揺れていた
棺の中に収まった アナタが花に包まれて埋まってく
瞼閉じたら現実が頬を伝ってた
扉は閉じられてく 鍵はかけられてゆく
それが運ばれてゆく 私はそれをただただ眺めてる
夏は先なのに蝉の鳴き声がした
心の穴を埋めてくれた気がした
別れは近づく 棺は吸い込まれてく
止められないほど溢れたのは汗か涙かわかんないや
待合室の自販機で買ってもらった甘いジュース
味がしないそれを飲み干してく度に時間は去ってく
零れた結露が床に落ちて爆ぜ 頭から爪先まで寒気が走る
係の人が呼んでる
肌は果てて 欠片になって
箸で渡してく 壺に収めていく
すっかり小さくなってしまったね
ポツリとこぼした 汗は冷えていた
軽くなったアナタを抱え歩く
現実か夢かがあやふやになる感覚に落ちている
少し火傷した手がヒリヒリと痛みだした
現実だって水を差されたような気持ちになる
車の中から見た夕焼け空 心と比べて色は鮮やかだった
それは憎らしいほどに
明くる日の朝 眠たげに制服に袖を通した
腫れた目の下 コンシーラーで隠さなくちゃ
広がる快晴な空が窓の向こうでどこまでも広がってた
鞄を抱えて いってきます とドアを開けた
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2commnets
- 𝘢𝘬𝘰
- umqmiいいの歌うじゃない