屋上を翔ける祈り
祈里【りょー】翔子【しゆ。】
屋上を翔ける祈り
- 4
- 0
- 0
お久しぶりですー!
しゆさんとコラボさせて頂きました!
しゆさんのお芝居、
凄くナチュラルで聴き心地が良すぎます✨️
最後だけ尺足りないの悔しいな〜
-----------------------------
___生きろ
【あらすじ】
夕暮れ時、高校の屋上。家でも学校でも、望まれる人間であり続けながら生きる事に疲れ切った祈里(いのり)は、今まさに遥か下へと足を踏み出そうとしていた。
「何してんの?」
声に振り返れば、金髪にピアス、短いスカート。自分とは真逆の女生徒が立っていた。
★性別変更:祈里のみ〇/台本変更:×
使用時拍手をお願い致します。
・祈里を女性でやる際は、台本中の[]の中身で読んでください。
―――――――――――
(以下、転載禁止)
翔子「何してんの?」
(1:28 音入り)
祈里:振り返った先。橙に染まる屋上に、黄金色(こがねいろ)の髪を靡かせながら立っていた人。
祈里:彼女は、柵の向こうに立つ僕[私]が何をしようとしているのか分かったらしく、笑った。
翔子「こんにちは、自殺志願者くん」
祈里:校則違反の塊みたいなその人は、いつも屋上にいた。
(1:04)
翔子「あれ、サボり?」
祈里「そっちだって」
翔子「あたしは不良だから」
祈里「なにそれ」
祈里:自由に生きる彼女に、惹かれて行った。
(0:54 心音)
翔子「う、あ、っ……」(苦しそうに)
祈里「樋野さん?!」
翔子「だいじょぶ、だから」
(0:49)
祈里:彼女の残り時間は少ない。
(0:46)
翔子「あたしの時間をどう使おうと勝手でしょ?」
祈里「でも何かっ」
翔子「勘違いしないでね、自殺志願者くんと一緒にされんのはヤダ」(遮るように)
祈里「……夢とかやりたいこと、無いの?」
(0:33)
翔子「医者になりたかった。……なんてね!」
(0:29 音入り)
祈里「僕[私]よりよっぽど生きたいくせに、そうやって笑うなよ!」
翔子「夢がないならあたしの夢をあげる。生きる意味がないならあたしが意味をあげる。だから、」
祈里「僕[私]はっ、絶対に医者になる! 医者になって、それでっ」
祈里「夢を叶える、から!」
翔子「祈里、生きろ」
(0:08)
二人「映画『屋上を翔ける祈り』」
(0:05)
祈里「代わりにこの心、半分くらい持って行ってくれればよかったのに」
―――――――――――
入上 祈里(イリウエ イノリ) 男(女)/17歳(高校二年生)
学年でも一位になる程度には頭がいい。ただしこれと言って夢もなく、家でも学校でも、優等生、いい子としての立場を守りながら生きることに果てしなく疲れ切っていた。屋上から一歩下へ踏み出そうとしていたところを止められて以来、ある種自由に生きる翔子に憧れ、恋をする。
樋野 翔子(ヒノ ショウコ) 女/17歳(高校二年生)
高校入学からあまり来られていなかった。不治の病らしいとわかってからは好きなように残りを使い切ると決める。結果、髪を染めてピアス穴を開けてみたり授業をさぼっている。根はそんなでもないために、このくらいしかやりたい事が思いつかなかったらしい。
(祈里が女性でも「自殺志願者”くん“」は変化無し)
―――――――――――
#声劇 #掛け合い #台本 #声劇台本 #予告風声劇 #映画予告風声劇 #声劇民と繋がりたい #藤鴇ゆずり台本 #シリアス
Comment
No Comments Yet.