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応募用です
*名前(ふりがな):七世 霊子(ななせ れいこ)
*年齢:怪異としては10歳/身体は15歳
*イメージカラー:赤
*歌詞分けで使う絵文字:👻
*一人称:私
*二人称:あなた、○○さん
*性格:見た目に反し、普段は礼儀正しくしっかり者だが、ポンな一面がある。まだ人に注目されるのに慣れていないため少し控えめ。本人は身長が低いのを気にしている。
*設定:正体は七不思議の中から出てきた「怪異」で、怪異の住む異世界からやってきた。アイドルとして召喚され、怪異は実態を持たずに存在しているため身体を手に入れたことは嬉しいと思っているが、今まで怖がらせてきた人々に未練があるため、複雑な気持ちでアイドルをしている。
*アイドルになった経緯:
零子としての身体をもらう前の、概念的な存在であった“怪異”は、ある学校の4階の階段にある鏡で、通りかかる人の笑顔をうつし、たくさんの人を怖がらせていた。
どれだけ怖がられても嫌われても、存在を信じてもらえなくても、馬鹿にされても、怪異は人に忘れられると存在が消えてしまうため、そうするしかなかったのだ。
怪異は普通自我をもたないが、人の形をうつし続けていたその“怪異”は、少しずつ人への憧れを抱いてしまう。
そして同時に、
「誰かに愛されたい」
と思うようになってしまった。
いつもと同じように学生たちを脅かしていた夜、
〈もしも、あなたを必要とする世界があるとしたら、何をしてでもそこへ行きたいですか?〉
と、不思議な声に語りかけられ、“怪異”は不思議に思いながらも
「もちろん。それが私の夢だから」
と応える。
すると、不思議な声はこう続けた。
〈それでは、学校の全生徒に恐怖を植え付けてください。そうすれば、別の世界から帰ってきても、あなたが消えることはないでしょう〉
“怪異”は一瞬よぎったうしろめたさを振り払い、自分の夢を叶えるために、不思議な声に従った。
「次にここへ帰ってきたら、今度はみんなと仲良くなりたいな…だからそのために……今は許して」
届くはずもない言葉を繰り返し、“怪異”は学校の生徒を一人ずつ脅かしていった。
最後の一人を脅かし、ふと足元を見た“怪異”は、あることに気づいた。
───足がある。
足だけではない。手も、腕も、お腹や胸も、顔も。全て触って確かめたが、しっかりとそこに自分の身体があるのだ。
しかも、私がずっと憧れていた、この学校の制服を着ていた。
少女は嬉しさのあまりに、生まれて初めて手に入れた脚で、舞い上がるように飛び跳ねる。
そして、この身体はあの声の主が授けてくれたものなのだと、不思議と少女は確信がついた。
「私を必要としてくれる世界……それって…」
『それってまさか、私が人間として生活できる世界ですか?』
そう聞き終わる前に、不思議な声は食い気味に答えていた。
〈『アイドル』になって、世界を救ってください〉
「アイドル…?」
少女は『アイドル』の意味を知らなかったが、何かきらきら輝く何かが、その言葉には詰まっているような気がした。
「アイドルになったら、今度はみんなが私を愛してくれるんですか…?」
〈それは、あなた次第です。〉
「私次第……!」
“あなた次第”なんて曖昧な答えでも、少女は嬉しそうに目を輝かせた。
愛してくれる可能性があるというだけで、少女の今までの生活とは大きく違うことが分かるからだ。
私は、『七不思議の世界から来た霊の子』として、安直に『七世霊子』と名付け、アイドルとしての一歩を踏み出した。
「はじめまして!七世霊子です。」
霊子は時に人として、時に怪異として歌を紡ぐ。
彼女がステージに立つ時、ときどき彼女の足元に影がないときがあるそうだ。
それは、“怪異”としての未練があるからか、
それとも────
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