始まる瓦解( 朗読 台本 )
読み手あなた 書き手ミチル猫
始まる瓦解( 朗読 台本 )
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探し物を家中探し回ったのだが、
見つからなかった私が最後に思い当たった場所が押し入れだった。
様々な「今」使わないものが乱雑におし込まれた大きな箱。
その中しか後は思いあたらなかったのだ!
大きな箱の戸を開けてみる。
するとどうだ!
なんと散々探した例の探し物が、重なった荷物の
中心辺り、引き抜けば取り出せそうな位置にしまってあったのである!
面倒くさがり屋の私は、
そのまま引っこ抜いちゃえと、勢い良く引っこ抜いた!
その瞬間、荷物の瓦解(がかい)が始まる。
押し入れに突っ込んだ数々の荷物が、
ちょっとしたきっかけで大きく瓦解していくのだ。
このままでは面倒臭い事になってしまうではないかと思った私は
まずは手で抑えろ!と両手を使い抑えたがこれでは足りない。
となれば足で抑えろ!!と片足を浮かし荷物に押し付けたがまだたりなかった。
まだまだ!寧ろ体全体で抑えろ!!と荷物全体を体で押さえつけた私だが
こっ…このままではうっ、動けん…
最後には重さに耐えきれず瓦解した荷物に押され体は倒れ込む。
体の上には瓦解した荷物が襲って来て押しつぶされた私。
大きな怪我にはならなかったが
面倒くさがり屋を呪った瞬間だった。
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素敵な演奏ありがとうございますฅ^•ω•^ฅ
仲間を求めて
ファイナルファンタジーⅥ
#オカリナ #楽器演奏 #ミチル猫台本
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