台本「恋人未満」
蓮悟の台本(無音版)
台本「恋人未満」
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「うん?また悩んでんのか…?全く…溜め込むなっていつも言ってるだろ。」
いつも傍に居てくれた。
「いや正直めんどいなって思うことはあるけど、お前が元気無くす方がよっぽど嫌だから。」
なぜかいつも優しくて。
「話聞くぐらいなら…いつでもするよ。連絡しろ。」
そのなぜかに気付けないぐらいには甘え切っていた。
「良いか?俺にだけは、その上っ面だけの笑いすんな。本音で来い。」
…本当は分かってたんだ。でも、この関係が心地良くて。
「黙っててごめんな。」
いつまでも続くと信じていた。
「実は結構前から、医者に言われてたんだ。」
彼はずっと闘っていたのに。
「お前鈍いからさ。」
どこまでも優しい貴方に、私は…
「手紙の中でぐらい言わせてくれ。」
「好きだ。ずっと前から。」
『ここはね。ママの大好きだった人が眠る場所。』
『ねぇ、ママとお約束してくれる?…好きな人が出来たら、絶対自分に嘘をつかないって。』
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