台本「温泉に浸かる富士山」
蓮悟の台本(無音版)
台本「温泉に浸かる富士山」
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富士「極楽極楽…」
人間「ちょっと失礼しますね。」
富士「どうぞどうぞ。良い湯加減ですよ。」
人間「よっこらせっと…本当だ。疲れが取れます。」
富士「全く…」
人間「…つかぬ事をお聞きしますが。」
富士「はい?」
人間「…富士山さんですか?」
富士「ははっ…バレてしまいましたか(笑)」
人間「いや、失礼しました(笑) もしやとは思いましたが、後ろの絵にそっくりでしたから。」
富士「え?…あ、本当だ。私が描いてある…これは一本取られました(笑)」
人間「ふふっ。」
富士「いやぁ…コッソリ出て来たのですが、意外とバレるものですね。」
人間「目立ちますから(笑) しかし今頃、静岡の方々は驚かれているのでは?」
富士「ふふふ…そうですね。まあ、たまには私が居ないのも風情があって良いでしょう。」
人間「はっはっは。まあ開山期間ではありませんし、それもそうかもしれませんね。」
富士「あのシーズンは忙しいですからねぇ。たまにはこうして…」
人間「湯で疲れを癒すのも、また一興…ですな?」
富士「その通り!」
二人「「はっはっは…」」
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