台本「カツゼッツ神話」
蓮悟のギャグ本(無音版)
台本「カツゼッツ神話」
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巨石神メケオペオペオ一行はサモナホペ平原を抜け、クルピティウス山脈を超えた先にある聖都シラバヌカンナスで暫しの休憩を終えた。
もちろん、目指すは決戦の地カムラハヌプセメネポピアではあるが、その道中には雷神クメネサピオクナセリの弟、カラトゥティヌスペティスファセリが治める黒都ヤラントルピテティシアがある。
カラトゥティヌスペティスファセリが易々と通してくれる訳も無く、戦神たるカラトゥティヌスペティスファセリと一戦交えるためには、充分な休息を摂らねばならない。
しかしメケオペオペオが案ずるのは、雷神クメネサピオクナセリの動向であった。中立公正で知られるクメネサピオクナセリと言えど、弟のカラトゥティヌスペティスファセリと敵対して黙っているだろうか。
しかし苦悩するメケオペオペオに対し、知神ケルクメナステセイアは「雷神は決して戦神に着かないであろう。ここまで干渉して来なかったのはその証左である。」と助言した。
メケオペオペオは熟考の末、その助言を容れた。
そして一行は黒都へと進路を執ったのであった。
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