一人声劇「19世紀に書かれた最後の恋文」声入り
bgmエリック・サティ 台本じょん
一人声劇「19世紀に書かれた最後の恋文」声入り
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素晴らしい音源をお借りしました ありがとうございます
愛しいきみへ 今このテガミは太平洋の潮風に吹かれながら書いている 僕はいつ今度きみに会えるのか 楽しみでしかたがないんだ 今度の作戦が終わったら 会いに行きたいと思う その時は 君の大好きな紅茶を買って持っていくよ この前高い崖の上にハイビスカスが咲いていた 珍しいだろう ああ 僕はその時君のつぶらなひとみを思い出したんだ そう 君のひとみはまるでハイビスカスの花びらのようだ 僕はその涙の蜜で紅茶を飲みたい なんてね 今度の作戦は今までと違って規模が大きいみたい 本当の戦争が近づいてきたことをさとってみんな暗い顔をしている 僕のことさ 大丈夫だよ でももしもの時を考えて 封筒に鍵をいれておこうと思う 僕の部屋のクローゼットの中に鍵付きの保管庫がある もし僕が帰らなかったら 開けてくれ 君の旦那にもよろしくね また手紙を書くよ 敬愛を込めて ぼくより
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