【声劇】文豪というのは
読み手: しゅーいちといるか台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】文豪というのは
- 18
- 4
- 2
声劇コラボさせてもらしました⋆⸜🐬⸝⋆
楽しい文豪シリーズ😃
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「先生、まだ書けてないんですか?」
『うるさいな…!
今脳裏によぎった素晴らしい言葉が逃げて行ったぞ!』
「はいはい、僕のせいにしないでくださいね」
『芥川だの宮沢だの…私の作品はな…
あんな思い付きだけで書いた小説ではないんだ!
書きあがるまでに時間がかかるのは必然だろう!』
「先生…あの方たちは一庶民から、やんごとなき方々に至るまで
ことごとく支持されているわけです」
『私は支持されてないというのか?』
「先生が名前を出された方々の発行部数と比べてみましょうか?」
『ぐぬ…いらん!
とにかく!この世紀の文豪が書いているんだ!
もう少し待ちたまえ』
「はあ…先生、あなたのような方々は評価されて小説家
揺るがぬ支持を得て初めて文豪となるのです」
『何が言いたい?』
「評価されてもいない先生は、
うちみたいな弱小出版社からしか本が出せない
ほとんど無職です」
『貴様!失礼だぞ!』
「うるさい!小説家も職業!
決められた時間で書き上げることも能力!
いいから黙って書きなさい!」
『うぐ…はい、申し訳ございません』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
#炭酸水の台本 #台本
Comment
2commnets
- いるか
- Shoooooichiいるかさんステキなコラボありがとうございます〜🥰