胸騒ぎは空蝉の花
夏は綺麗なソーダ色
あの子が恋する夜
僕は背景にすらなれなかった
蒸気船をぼんやり見ては
川沿いの草むらに捨て
蠅が群がっているのは
きっとあの日の勇気だ
息を止めたら肺の奥で膨らむ
不安の原因は この川下で 行方知れず
夕方の空砲が鳴り響く頃に発見された
見るも無残な思い出に
「そんなまさかって」泣き叫んだ
僕らの言い訳 どうか暴いてよ夕焼け
二度と自分を騙せないよう 僕の欺瞞を晒して
「いつか必ず上手く行く」 ならそのいつかを教えて
一秒も耐え難い 痛みを知るなら
逃げろ、自由に向かって
Comment
1commnets
- おひさま歌わせて頂きました 素敵な伴奏ありがとうございます!