【声劇】p.m.9:××

私:「」

_____その××じゃ貴方を。 ただの夜の月明かりが、その瞬間だけ私を嘲笑する悪魔のように見えた。 対になる台本です。 良ければこちらもご自由にどうぞ。 【https://nana-music.com/sounds/06ad5dfa】 ________________________ 貴方と出会って世界に音が溢れた そんな讃美歌を歌うことすら許されない これは白紙の譜面に透明の音が並んだだけの そんな、虚しいものだ カーテンの隙間から月明かりが差し込む 青白くて救済にも見えるその微光が、私は嫌いだ 手に残った朝日が焼ける様に痛かった 暖かな斜陽すら、今はただの憎い存在だった もうすぐ夜になる この時間が世界で1番嫌いなのに 「…どうしてこの時間しか、貴方が見えないの」 ゆるやかに闇にとけ込む輪郭 散らかった部屋に、エンドロールが流れる静けさと、 「……ここに、いたいのに」 つかの間の暗転。 描いた偶像は、冷たい闇と共に消えていた 「夜、なんて」 ________________________ また××だったね。 一人称など変更して読んで頂いて構いません。 ご自由にどうぞ。 ⚠︎︎みわたか様の伴奏をお借りしております。お読みになる際は、みわたか様の伴奏に拍手とコメントをお願いいたします。 みわたか様 月に想う 【https://nana-music.com/sounds/064c1bcb】 #祈りの栞 #声劇 #声劇台本 #台本 #1人声劇 #一人声劇 #コラボ募集 #朗読