【 二人声劇 】 烈火の刻印
◇ : お名前 × ◆ : お名前
【 二人声劇 】 烈火の刻印
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——斬りたくない、そう思えた唯一。
▷ 性別、人称、語尾変更、アドリブ等ご自由に。
▷ ご不便おかけして申し訳ありませんが、
台本のキャプションへのコピペはご遠慮ください。
▷ 時間はあくまで目安です。やりやすいようにどうぞ。
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◇ : ◆の大切な人。妖故( ヨウコ )に襲われ、同じく妖故に成り果てた哀しき人 だったモノ。
◆ : 「 私に斬れぬものなどない 」が口癖の太刀遣い。人の形を保ち、理性を保つ、妖故を斬る妖故。
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〈 SE : 燃える音 〉
◆ 私に斬れぬものなどない。
〈 SE : 妖故の唸り声 〉
◆ 「……ヒバ、リ……?」
〈 SE : 妖故が襲いかかる声 がした後 〉
◆ お前を斬った、
〈 SE : 刀で斬る音 〉
〈 無音 〉
◆ ──あの日から。
〈 BGM in 〉
〈 SE : 刀をしまう 〉
◇ 「あの〜」
◆ 「……」
〈 『助けてもらったお礼を〜』辺りから音量控えめにしてあげると親切かも 〉
◇ 「助けてくれてありがとう! こんな所で妖故に襲われて、あたしもう死んじゃうかと思ったよ〜!
……あ、そうだ! 助けてもらったお礼をしなきゃね! みたらし団子は好き? ちょうどお使いでお団子屋さんに行く途中だったの。そこのみたらし団子がすっごく美味しいんだ! よかったらお礼にご馳走させて!」
〈 ◇『……あ、そうだ!』辺りから重ねて 〉
◆ 助けたつもりなどなかった。ただ、道を阻んでいたあの妖故が邪魔だっただけ。脆弱な癖に単純で、愚かな人間だ。私はお前をいつでも斬れるというのに。
〈 重なるのここまで 〉
( 00:47 )
◆ ……可笑しな奴だ。
( 00:45 )
〈 互いの台詞邪魔しない程度に重ねるのも◎〉
◆ 最初から、よく喋る騒がしい奴だと思っていた
◇ 「あなたも妖故なの!? ふうん……優しい妖故もいるんだぁ」
( 00:35 )
◆ 私が妖故と知って尚、懲りずに会いに来るような阿呆で
◇ 「冴霧っていうんだ! ……冴霧。ふふ、冴霧!」
( 00:25 )
◆ はしゃぐ声は、存外耳心地の良い音をしていて、まるで──
◇ 「冴霧にそう呼ばれるの嫌いじゃないけどさ! あたしのほんとの名前、覚えてないわけじゃ……ないよね!?」
〈 SE : 燃える音 〉
◆ ああ、忘れてなどいない
◇ 『 冴霧。 』 ( echo推奨 )
◆ 「許せ……ッ」
〈 SE : 直後、刀で斬る音 〉
〈 SE : 鈴の音と同時くらいに 〉
◆ ──……静。
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▼ 登場人物詳細
◇ : 静( しずか )。いつも賑やかで落ち着きがないことから、冴霧には「お前、あのヒバリと同じくらい喋ってるぞ」と言われる始末で、本名の『 静 』ではなくあえて『 ヒバリ 』と呼ばれていた。
みたらし団子が好物で、命の危機を救ってくれた冴霧にみたらし団子を奢る。
冴霧が妖故と知っても、冴霧の案外わかりやすい性格を愛しく思っていたし、大切に思っていた。
みたらし団子を手土産に持って、冴霧に会いに行く途中で妖故に襲われ、妖故と化してしまう。冴霧に斬られ、成仏する。
◆ : 冴霧( さぎり )。人間の姿をした妖故。1度死んだ身でありながら、かつて大きな神力を持って人々を救っていた巫女の最後の力によって妖故としてだが2度目の生を得る。この世で唯一理性を持った妖故といえる。人間だった頃の記憶はない。
巫女が冴霧を選んだ理由は謎のままだが、冴霧を妖故としてでも蘇らせたのは、妖故を斬る役目を果たさせる為だった。冴霧は、自分では自身の意思で妖故を斬ってきたつもりだったが、それすらも巫女の思惑通りとなっている。現に冴霧は斬れぬものなどないとは言いつつ、すすんで人間を斬ろうと思ったことは無い。
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むかしむかし、『 妖故 』というモノの存在は、今以上に人々の暮らしを脅かしていた。
妖故 ──それは亡き命が稀に辿る姿である。
妖故となったものは理性など全て失い、彷徨い歩く。生きるものを見つければ、見境なく襲う。そして妖故に襲われ、噛まれたものも同じくして妖故になる。
そんな世で起こるひとつの物語の過去編。
《 お借りした音源 》
BGM : DOVA-SYNDROMEより
『 Chill Sunset 』 こおろぎ 様
SE : 効果音ラボ 様
#トメリ台本 #台本 #声劇 #二人声劇
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