☕
「☀」『🍏』
☕
- 1
- 0
- 0
「」少年
『』青年
「カルフィーくん!ボクだよ!」
『ショコラ君、
隣町とはいえ、列車に乗ってまで
よく来てくれるね』
「ここに来るまでだって楽しいんだよ!
春は車窓にお花がたくさんなんだ」
『そうかそうか。珈琲、飲むかい』
「のむ!あちっ」
『新しい豆だ、苦く無いかい』
「んん!慣れてきたよ」
『そうか』
「でもボク、ここの珈琲以外は飲めないんだ」
『隠し味の魔法が効いてるな』
「魔法?!」
『ショコラ君が呑めるようにってね』
「ふふふ!ボク、カルフィーさんも、
このお店も大好き!」
『俺もショコラ君のこと大好きだよ』
「えへへへ」
『そうだ。お隣さんからパンを貰ったんだ』
「シロップの綺麗な人?」
『カティアさんだよ。
ベーコンとチーズもある、食べる?』
「うん!
…ねえ、カルフィーさん」
『ん?』
「腕が少し欠けてるよ」
『不味い!珈琲が足りなくなってきた!』
「珈琲人間さんは大変だなぁ」
『好きなモノに生かされていることは
とても幸せだよ。
それに、ショコラ君もだろう?』
「チョコレート…ボクの街は高いんだぁ」
『今度、俺がたくさん買ってあげよう』
「ほんと?!やったあ!!」
Comment
No Comments Yet.