学校の裏庭に咲く
向日葵の種をかじった夏を
秋晴れの空の下で
やみくもに走り繋いだバトンを
まっさらな雪の道に
はしゃいで足跡をつけたことを
桜の季節がなぜか
少しだけ切ないということを
一つも忘れたくないよ
別れの風が吹いた日も
僕には全て必要なことだったよ
子どもながらに知っていった
子ども同士で知っていった
そこにはいつだって「キミ」がいた
ねぇ
今日のことをいつか 独りじゃなくって
あなたと笑って 想い出せるように
何気ない言葉のその温かみや
仕草の一つ一つを噛み締めれば
幸せという花は 季節を問わず咲くもの
12月の風をあつめる 向日葵のように
Comment
No Comments Yet.