【一人声劇】台本「夙夜夢寐」【朗読】
読み手:〇〇 台本:るる
【一人声劇】台本「夙夜夢寐」【朗読】
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✂ーーーーーー本文ーーーーー✂
【1:27〜】
『んん…』
【1:23〜】
真夏の深夜3時、目が冴える。
『…あぁ、またこの時間だ。』
【1:14〜】
自堕落で
怠惰で
無気力で
無意味な日々を淡々と過ごしては
時折やってくる漠然とした不安や焦燥感に駆り立てられる。
自分は何をしているのだろうか。
自分に生きている意味はあるのだろうか。
そうやって自問自答を繰り返す。
『答えなんか出たことないのにね。』
8月の深夜の時間は、まるで熱帯域に立たされているのではないかという錯覚に見舞われる。
何もかも、このうだるような暑さがいけない…
そう自分をなだめることにした。
『…救いなんてないんだよ。』
あの時も、こんな暑い日だった。
なにも出来なくなって、大切な人に見放され、親に泣きつかれ、散々な日だった。
そのおかげで一人になれたわけだから、不幸中の幸いと言ってもいい。
【0:06〜】
『…なんて、どうせ寝たら忘れるんだよ。』
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