8月7日
朗読
8月7日
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いつもの風景を
いつもと変わらずに
佇んでいた
ベランダに出て
夏の匂いと戯れて
緑色 薄紫の朝焼けに
起き掛けの 風は走る
いくらかの期待と
いくらかの絶望
何度と繰り返してきたような日々と
何も始まってもいないような日々を
きっと、ずっと
抱きしめていくのだ
飄々と淡々と
それなりに今日を行く
過ぎゆく中に見つけたものは
蒼く、蒼く、此処にある
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