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きっといつかの僕に殺されるんだ
どこにも行けないと叫んでは啼いた
目の冴えるような夜は嫌いだと不貞(ふて)た
信じていろよと待ち惚(ぼう)けを喰らった
震えるのはお前のせいだと吠えて待った
身の冷めるような朝の空気で気道と胸を満たした
価値はないんだけど 灯りを灯して 震える声を聞いた
どこまでも行けるとお前が言うのか
明けない夜の乾いた大氷原に立ったなら
重ねた明日でさえも 知るのが怖くもなるかい
このまま降り頻(しき)る声に埋もれてしまうなら
さあ語りに行こう ひとつの夜を
Good morning, polar night
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