別れというのは
演者: 台本:いいきつ
別れというのは
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初台本です。
親しかった友人を亡くして早くも4年ほど経って、葬式に参列し、墓参りも何度もしているのにいまだに実感がない。そんな台本です。
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人が死ぬってどういうことなのだろう。
命がなくなる。この世からいなくなる。肉体が消える。
色々な表現があるけれども、要は今後全く会えなくなるってことなのだろうか。
でも、ふと考えると、遠い異国で暮らしている友人や、すっかり疎遠になった知り合い、盆と正月すら顔を合わせなくなった親戚。
この後の人生でほとんど会う可能性のない人は、たくさんいる。
もちろん、いつかどこかで会うかもしれないけど。
僕の生活への関わり度合いで言うと、死んでしまった人とあまり変わらないのかもしれない。
逆に言えば、死んでしまった人でも、もしかしたらいつか会えるんじゃないかって思ったりする。
もちろん今すぐではないけど、自分が死んだ後とかで意外と簡単に会えるかもしれない。
そう考えると、なんとなく腑に落ちて、次会うのが楽しみになってきた。
話したいこと、聞きたいこと、数えきれないぐらいあるから
今はお互い離れたところで暮らしてるけど、きっといつか会えるから、その日を楽しみに頑張って生きていくよ。
抱えきれなくなるぐらいお土産話を集めながら。
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