解れてく夢の中
どんな水平線を迷ってた?
目の前がぼやけてく
今数秒前は何処にある?
渦の中鼓動の音
すらもろくに聞こえない嗚呼分からないんだ
ため息を一つ吐いた
目は覚めたようで
行かないで僕から
掻き消して雑踏を
て浮かぶ心象も
空に融けてゆくだけ
風景が揺らいで崩れてく
崩れては漂ってさ
眠れない世界の中心で歌うだけ
感情も忘れて
終点だって泣くならば
笑っていたいんだこんな日々を
きっと此処には
意味なんてないから
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「?」
覚えているのは水中から見上げた太陽光、揺らめく視界に苦しくなる呼吸。沈んでゆく身体。必死に水面へ手を伸ばしたが、ごぽごぽと酸素が海に溶けていく。海中に揺蕩いながら、ただ、このまま死ぬんだろうと思ったことだけ。
自分はどうやら海で遊泳中、足がつるという王道なトラブルに見舞われ、それ以前の記憶を全て失っているらしい。
「ごめんなさい、なにも覚えていないんです。あの、ぼくはいったい?」
目の前の優しそうな老夫婦が、いつまでも心配そうにぼくを見ていた。
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vocal:Tom Arańa🕸
#夏だ水着だナニカガヘンダ
#異形頭企画
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