声劇台本【想い鬼】

武士「しゅーいち」　鬼「ミルマ」

可愛らしい鬼だなと思って演じてみました😊 最後が切なくて、胸締め付けられますね… この台本の長編も見てみたいと思っちゃいました。 素敵な武士さんカッコよかったです🥲‎ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー SE扉を蹴破る音 武士「鬼の噂を聞きどんなものかと見にくれば、かように華奢な娘だったとは。これでは首を取ったとしても武勲にならぬな」 鬼「屋敷に土足で上がり込んだと思えば随分な物言いじゃのう。華奢な小僧よ」 武士「——っぷはぁ、中々良い酒だ！こんな上物、領主であろうとそうそう飲めん！」 鬼「お、お主！また勝手に開けおったな！？貴重な酒だというのに……！」 SE刀を弾かれる音 武士「……力も速さも人とは比べ物にならん。見た目だけなら無害な小娘なのだが」 鬼「くくっ、なら無害な小娘にやられとるお主は、赤ん坊かの？」 武士「言ってろ、婆め」 鬼「ば——っ！？そこへ直れ小僧！！」 SE扉を開ける音 鬼「おお、遅かったな。酒の用意が——どうした？」 武士「殿様が、鬼の首を御所望らしい」 SE刀を構える音 鬼「……そうか」 SE切る音 武士「なぜ避けなかった。あの様な腑抜けた剣軽く捌いただろう！」 鬼「鬼というのは疲れる。ならば最期に好いた男の武勲になってやるのも、また一興よ」 武士「……まったく、細い首だ」 鬼「なんせわしは華奢な娘じゃからのう」 武士「……違いない」 SE切る音 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #声劇 #掛け合い #台本 #猫木の台本