モネとお節介兵士
--
モネとお節介兵士
- 2
- 0
- 0
モネ
みや
→モネの身の回りのお世話してる兵士とモネの会話
ーーーーーーーーーーーーーー
SE ガヤガヤ
色んな店舗が立ち並ぶ通りの真ん中で、店に並ぶ行列を観察しているモネ
モネ「‥‥‥‥‥」
SE 足音
兵士「モネさーーーん!モネさんどこですかーーーーーーー!」
モネ「‥なあにい?」
兵士「!ここに居ましたか、全く‥ピカロ隊長が怒ってらっしゃいますよ、1ヶ月分の報告書が出ていないと‥。あれほど書いておくようにとご忠告したのに!」
モネ「そんなのお兄ちゃんに書かせておけばいいよお〜」
兵士「ダメですよ!クロードさんばかりに仕事を押し付けては!‥ほら、帰りましょう」
モネ「‥ねえ。‥‥何であの人達あそこに並んでるの?」
兵士「‥え?」
SE ガヤガヤ
兵士「‥ああ、あそこは有名なケーキ屋なんですよ。何でも魔法を使わずに全て手作業で作られているケーキだそうで!」
モネ「‥へーーーーーーー。」
SE ガヤガヤ
兵士「‥‥ちょっと寄っていきませんか?隊長達に差し入れでもしてあげましょう。」
モネ「!!‥‥‥うん。」
SE ガヤガヤ
SE 扉を開ける
店員「いらっしゃ‥‥‥!モネさん!?」
SE ガヤガヤ無くなる
モネ「何が美味しいの?」
店員「‥あ、お口に合うかわかりませんが、こ、このショートケーキとかどうでしょうか!当店一番人気の商品でして!」
モネ「じゃあそれで」
店員「は、はい!!!!すぐにご準備いたします!‥‥‥あいや!お題は結構です!ありがとうございました!」
SE 扉を開ける音
モネ「‥‥‥‥」
兵士「さすがモネさん!タダで頂いちゃいましたね!」
モネ「‥‥あの人、モネに怖がってた。」
兵士「‥‥‥」
モネ「‥普通にお買い物するのって大変なんだね。‥‥帰ろっか。」
兵士「モネさん、すいません!!」
モネ「ん?」
SE 魔法の音
モネ「‥ッ!?何したの!?」
兵士「鏡!見てください!!」
モネ「‥‥‥‥?モネが、モネじゃない」
兵士「私の得意な魔法は変身です。勝手ながらモネさんの姿を変えさせて頂きました。‥モネさん、今日はこの姿のまま買い物をしませんか!これも視察の一環!‥怒られたら、その時はその時です!」
モネ「‥アハ‥‥、面白いこと言うね。」
兵士「そんなに時間は設けられませんし、魔力を抑えることも出来ないので絶対に魔法は使っちゃダメですからね!」
モネ「わかった。‥いいね、付き合ってあげる」
BGM 楽しげな音楽
モネ「あはは!買い物って楽しい!」
兵士「モネさん、買いすぐですよ〜!流石に遊んでたってバレちゃいますよ〜!」
モネ「ねえ、次はあそこにいきたい!」
兵士「‥‥水族館かあ。人も少なそうだし、良いですね!」
モネ「行こ行こ!」
SE 走る音
BGM 静かなBGMに変わる
モネ「すごーーーい‥‥‥魚がこんなとこに泳いでる‥‥アハ!こっちに寄ってきた」
兵士「綺麗ですねえ‥!モネさんの魔法が水だから魚達も魔力を感じ取って寄って来たんでしょう。」
モネ「かわい〜。ね、もっと奥の方も行こ!」
SE ガヤガヤ
モネ「すっごーい!ここが一番大きい水槽なんだね〜」
兵士「ええ、‥流石にここは混み合ってますね‥。モネさん念の為あまり人には近づかないように‥」
SE ガヤガヤ
モネ「?なんか騒がしいね。‥誰か喧嘩してる」
兵士「市民達が口論になっているんでしょう。‥スタッフが来てくれます、ここは離れ」
モネ「何で誰も動かないの‥?‥‥‥‥ちょっと行ってくる。」
兵士「あ!‥‥‥モネさん‥ッ!」
※魔力の限界が近づいてる
SE ガヤガヤ
母親「あなたの子供がぶつかってきたのでしょう!?この服‥どうしてくれるのよ‥弁償しなさいよ!」
モネ「な〜にしてるの?もっと静かにして、魚達がびっくりしちゃう。」
母親「なんなんですか貴方?貴方には関係ないでしょう?!」
モネ「服にアイスがついちゃったの?洗い流してあげるね」
SE 魔法の音
SEガヤガヤ無くなる
母親「‥水の‥魔法‥!?」
モネ「はい、これで良い?もう綺麗になったよね」
兵士「モネさん!魔法‥!!」
モネ「‥‥あ」
SE ガヤガヤ
母親「モ、モネ!?!‥貴方‥帝国軍の‥モネなのね!?‥ヒィ‥ッ!近づかないで!」
兵士「‥‥モネさん。ここは離れましょう‥騒ぎが大きくなりそうです。」
モネ「‥うん。」
間
SE 暖炉の音
SE 何かを描く音
兵士「‥‥結局、隊長に怒られちゃいましたね。」
モネ「うん、反省文も50枚書けだって〜。まあ楽しかったしいいよ。」
兵士「‥‥すいませんでした。自分があの時名前を呼んでしまったから‥。」
モネ「ううん。先に魔法使っちゃったのはモネ。仕事サボったバチが当たったんだね〜。」
兵士「‥‥‥モネさん‥。」
SE 何かを書く音が止まる
モネ「‥一度でも良いから普通に暮らしてみたいなって思ってたけど、モネに普通は無理かな。‥みんなを怖がらせちゃうしね。」
兵士「‥‥そんな、‥ことは‥。」
モネ「気を使わなくていいよ、わかってるから。それがモネが今までやってきた事の結果なんでしょ?モネは今までやってきた事、全然後悔してないから、だから、もう気にしない。‥それに。」
兵士「‥?」
モネ「困ってる人がいるのに動けない普通の人には‥なりたく無い。」
SE 書く音
兵士「‥‥そうですね。‥あの時のモネさんかっこよかったですよ。」
※嬉しそうに
モネ「エヘヘ〜!帝国軍最強のモネちゃんだからね〜」
【ここから徐々にフェードアウト】
※こちらでボリューム調整するので普通に収録して大丈夫です
兵士「またそんな調子のいい事言って‥隊長に怒られますよ!」
モネ「ねえこれ書くの疲れた〜。お兄ちゃん呼んできて。」
兵士「‥ま〜た、クロードさんに押し付けるつもりですか?‥いいですか?お兄さんは貴方が残したあれもこれも1人で文句も言わずやって‥‥あ!逃げちゃダメです!」
モネ「アハハ〜!」
Comment
No Comments Yet.