お国のためと言われども 【台本】【声劇】【朗読】

読み手『山ちゃん』 台本：宇迦 伴奏：リノアン様

連投失礼致します🙇 何度も読むパワーはないので、一度きりと決めて読みました。 少々納得がいかない所もありますが、それも含めて今の私の精一杯です。 宜しくお願いします🙇 深草宇迦さんの台本をお借りしました。ありがとうございました。 伴奏：リノアンさん/ ピアノ日記72 https://nana-music.com/sounds/063aab35 素晴らしい音色、ありがとうございました。 𓈒𓏸︎︎︎︎༻꧁✺🫧🤍🫧🤍🫧✺꧂༺ プロペラが回る音と、松の油の臭いがそこらにする。 もう時期(じき)、飛び立つ頃だろう。 立派に行ってらっしゃいなんて、言えるだろうか。 言えないに決まってる。言えるわけが無い。 自分の愛した人間が どうしてこんな早くに、わざわざ命を消しに行かなきゃならないのか。 何がお国のためだ。どうして。なんで。 見おろした飛行場から、一羽の重たい鉄の身体(からだ)が、地面から乱暴に浮いた。 嗚呼(あぁ)、行かないで。 お願いだから。 非国民と言われても構わないから。 その隼(はやぶさ)は、私の立つ猿山(さるやま)をぐるりと旋回(せんかい)して、南へ飛び去った。 去り際(ぎわ)に、大きく敬礼(けいれい)をして、 笑顔で頷(うなず)く あの人が見えた。 しばらくして、彼は小さな写真だけになって 私の元へ帰ってきた。 写真のウラに、あの人らしい力強い文字が綴(つづ)られている。 『もしも次に逢(あ)えたなら、たとえ生まれ変わっても、また貴女(あなた)と共(とも)に過ごす事を誓います』 #声劇台本 #朗読台本 #和風台本 #歴史台本 #情景台本 #一人声劇 #台本 #声劇 #朗読 #和風 #情景 #戦争 #歴史 #戦時中 #切ない #悲しい #過去 #ピアノ日記 #72音目 #過去日記はプレリスにて #BGM