和劇【羅生門怪鬼譚】
鎌足?紅影鬼?/夜音💫 綾麿?蒼炎鬼?/凪
和劇【羅生門怪鬼譚】
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【物語のあらすじ】Short Version
※キャプション下にLong Versionもあります
地獄と現世を繋ぐ羅生門は開かれた__。
地上の覇権を巡り敵対する、青鬼軍と赤鬼軍。
二つの軍は競うように、
日の本の国、帝の本拠 京都への侵略を開始する。
対する帝は、名の知れた剣の使い手でもある公家の『不知火中将綾麿』に、妖刀「村雨」を授け、近衛隊を編成、鬼の侵略に備える。
そんな折、時の将軍からも護衛が派遣される。
鬼を滅する刀「鬼切丸」を持つ、御庭番小頭 女忍『鎌足』率いる御庭番衆であった。
人と鬼、朝廷と幕府、
そして胸の内で互いに忌み嫌う綾麿と鎌足。
暗雲立ち込め様々な思惑絡む中、__ある夜、
綾麿が青鬼に襲われる。
勝敗不明__。
鎌足も赤鬼に襲われる。
勝敗不明__。
鬼には、殺した相手そっくりに化ける『双魂』という秘術があるという。
目の前で笑みを浮かべる者は、
はたして、人か、鬼か__。
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⚔️【台 本】⚔️ ◇鎌足 ◆綾麿
※注意事項等は最後に記載ありますが、語尾変更/アレンジ等基本🆗です!
※R5.2.12 2.16語尾一部訂正しました😌
(帝の寝所の間近、宮中の奥__、中庭を臨む謁見控の間で対峙する二人。
上座に足を崩す綾麿、下座に正座する鎌足__。
宮中にも関わらず、なぜか二人共に、それぞれの妖刀を腰に差したままである__。)
◇「帝(みかど)の護衛__」
~鹿威しの音~
◇「今夜は我ら東番(ひがしばん)のはず__」
◆「御庭番衆だけでは、心もとのうての」
◇「青鬼に襲われたそうで...」
◆「無粋な、そなた、鼠の真似事が得意でおじゃるかや」
◇「鬼には殺した相手に化ける術がある と聞く」 (※「と聞く」は読まなくても🆗)
(↑言葉を遮りながら)
◆「麿が鬼!?嗚呼恐ろしや...」
(※わざとらしく大袈裟に)
(↑苦々しく鬱陶しい表情で被せながら)
◇「御安心を、事の'ついで'に貴方の仇(かたき)も取りましょう」
◆(けろりと笑いながら)「頼もしきかぎりじゃ」
◆「ところで__、そなた臭う臭う、これは鼠...否!、『鬼』の臭いじゃ!」
◇「...!、私も昨夜 赤鬼に襲われましたから」 (※もしくは「...!、私も昨夜 赤鬼襲われ、その返り血を」)
◆「はて?、そなたの剣腕でよう生き延びた?」
~鹿威しの音~
◇「...!、私こそが鬼と!?、なるほど、憎き私を鬼と偽り討てば、お咎(とが)めは無い...か」
◆「それは互い様じゃ」
~壱 ノ 鐘~
◇「...」
◆「...暮れ六つの鐘」
◇「六つ鳴り終える刻(とき)、術も解けるとか」
~弍 ノ 鐘~
◆「今宵の青き夕月、よう見や、この世の名残になるやもの」
~参 ノ 鐘~
◇「血のように赤き この茜空(あかねぞら)こそ、送り火にふさわしいかと」(※台詞の頭に「いや」など否定の一言を付けても🆗)
~四 ノ 鐘~
◆◇--笑い声--
◆「さて見物じゃ」
(扇子で眼より下(口元)を隠す、妖しく光る眼)
◇「ええ」(「さあ」でも🆗)
(鬼切丸の鞘を目前で構えいつでも抜ける態勢へ)
◇「どちらも人か」
~伍 ノ 鐘~
◇「どちらが人か!」
◆「どちらが鬼で」
(口元隠したまま、村雨の鍔(つば)に手をかける)
◆「どちらも鬼か__」
~六 ツ 鐘~
終
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【登場人物】
◆『蒼炎鬼』(そうえんき)
青鬼軍の先鋒部隊を率いる青鬼。
地獄でも指折りの剣士である。地獄の火の山で生成した燃盛る炎の剣で罪人や人間を焼き尽くす。
『双魂の術』を使う。
前夜に『綾麿』を襲う。
勝敗不明__。
◇『紅影鬼』(こうえいき)
赤鬼軍の先鋒部隊を率いる赤鬼。
地獄でも指折りの剣士である。地獄の針山から生成した鋭い長剣で、罪人や人間を串刺しにする。
『双魂の術』を使う。
前夜に『鎌足』を襲う。
勝敗不明__。
◆『不知火中将 綾麿』
(しらぬいちゅうしょう あやまろ)
常に妖しい微笑みを浮かべ、飄々とした雰囲気を醸し出す公家。だがその名前を知らない者はいないほどの剣の達人である。扇子には暗器の小刃も忍ばせる。鬼との戦いの為に帝から妖刀「村雨」を賜る。幕府や鎌足率いる御庭番に対しては嫌悪感不快感を露にし、鬼との戦いに乗じての御庭番衆抹殺を目論む。野心や出世欲が異常に強く、日の本にとっては諸刃の刃とも言える危険な男。
前夜に『蒼炎鬼』に襲われる。
勝敗不明__。
◇『御庭番小頭 鎌足』 ※性別変更可
(おにわばんこがしら かまたり)
女性ながら、次の御庭番の頭の最有力候補の忍で、現頭領や幕府からの信頼も厚い。忍流の鎖鎌にも長けているが、関東随一と言われている程の剣の使い手でもある。鬼を斬るために打たれた刀「鬼切丸」を鹿島神宮より賜り、京都で鬼たちの襲撃に備える。護衛役の綾麿の危険な性格や本質をいち早く見抜き、綾麿暗殺もやむ無しと判断、鬼との戦いに乗じて暗殺の隙をうかがっている。
前夜に『紅影鬼』に襲われる。
勝敗不明__。
【その他解説、補足】
『双魂の術』(そうこんのじゅつ)
鬼が自身を強化する秘術。
殺した相手の魂を喰らうことで、相手の姿形や声、死ぬ直前までの思考すらも全く同じに化けることができ、人はもちろん鬼ですらも正体を容易に見破ることはできない。
殺された者(魂を喰われた者)は無間地獄に堕ち、永遠に無音の闇地獄をさ迷うことになる。
化けてから、最初の暮れ六つの刻(翌日の夜)を迎えると術が完成、相手の生命力を完全に取り込むことができる。偽りの体は裂け、その中から力を増幅した狂気の鬼の本体が姿を現す。
『村雨』(むらさめ)
一閃すれば究極の冷気を放ち、この世の邪悪を退け妖魔を治めると伝えられる。その魔性の輝きに魅せられた多くの人の血を吸う妖刀。村雨の持つ想像を絶する力はどんな鬼も欲して止まない。
『鬼切丸』(おにきりまる)
鬼の血で打たれ磨がれたという、鬼や魑魅魍魎を滅するために作られた名刀中の名刀。妖力だけでなく強さと速さも兼ね備えており、鬼切丸の持つ想像を絶する力はどんな鬼も欲して止まない。
【物語のあらすじ】 Long Version
人の業、深淵の果て、地獄__。
永い時を経ていく中で、日々増えていく罪人の数。そんな堕落した人間界に対し「鬼が侵略し、征服統治すべき」という不穏な考えが、鬼たちの間で暗黙の思想となり広がりをみせていた。
そして人間界と地獄を繋ぐ羅生門を統治する大王/閻魔が、ある日突如とし人間界への侵略を許可する詔を発布したことで、地獄の鬼たちの混乱混沌は最高潮に達することとなる。
元々不仲であった青鬼たちと赤鬼たちの対立抗争も激化。人間界への支配権を争い、青鬼軍と赤鬼軍の双方が敵対したまま__、それぞれに羅生門を抜け、人間界/帝の本拠、京都への侵略を開始する__。
時を同じく、人間界、京都__。
鬼たちの侵攻を受け、混乱する京都の街。時の帝は事を憂慮し、日の本に並ぶ者無しと言われる剣の達人でもある、公家『不知火中将綾麿』を長とする近衛隊を結成、京都と自己の護衛にあたらせる。
そんな中、江戸城御庭番衆小頭『鎌足』を頭とする忍たちが、江戸幕府/将軍からの援軍として京都に入る。表向きは帝と京都の護衛だがこれは口実であり、裏では将来的な朝廷/公家たちへの圧力を強めるための偵察や工作、鬼との戦いに乗じた重要人物暗殺という秘密任務も帯びていた。
その意図に気づいた『綾麿』率いる公家近衛隊と、御庭番衆『鎌足』らとの対立もまた、京都宮中内において一触即発、緊迫を増していくのであった__。
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⚔️Special Thanks!⚔️
■オープニングBGM
『Kemonogatari~獣語り~』
Renzu(SoundCloud)様
■メインBGM
『蒼炎』
written by shimtone様
■SE
音人様、miyanova様、くらげ工匠様、効果音ラボ様、Various Artists - Topic様、ポケットサウンド様
■編集
海月うさこ 様
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#二人声劇 #コラボ用 #声劇 #声劇台本 #和風台本 #和風声劇 #凪台本
Comment
2commnets
- 夜音️🌙🐈⬛ ͗💫🍀🫧
- 凪【☘️コラボ感想等反応数日遅れます☃️】夜音💫さん♪😄、七夕🎋のコラボに引き続き、こちらにも素敵なコラボをありがとうございました!✨(*´∀`*)←まさかの事故投稿(笑)🤭、落ち着いた言葉の中に含まれた疑念や敵意__、最初はまだ柔らかな「東番のはず」「襲われたそうで?」に始まり、徐々に高まっていく対峙の緊迫の空気、鎌足のクールな声と瞳、綾麿とのキャラの対比が凄く印象的!😳、おどける綾麿に冷たく言い放つ核心的な台詞「化ける術があると聞く」「御安心を~仇も取りましょう」からの緊張感は、まさに宮中の緊迫が耳を通して肌に伝わるくらい!😁、特に今回こちらを鎌足を鬼👹バージョンで演じてくれたのが本当に素敵なアレンジで!👏、前半が中盤からの伏線になっていて♪😌、逆に鬼と問われても最初は冷静に「ああ~その返り血を」と返したり、「私こそが鬼と?__、お咎めはない、か」と、落ち着いて挑発しあったり♪、やっぱり綾麿が怪しい!👹と思わせておいてからの!「術も解けるとか」からのチェンジはテンション爆上がりますね!(台詞の前半「六ツ鳴り終える時」まで普通なのもGood!( ´∀` )b✨)、「いいや、~茜空こそ送り火にふさわしいかと?」この一台詞からも、どんどん妖しく禍々しくなっていく声のトーン&瞳鋭く光る様の迫力、そして鐘の音との重なり繋がりが、最高にゾクゾク&スリリング!😆、高笑いの妖しい共鳴シーンの狂わしい臨場感に、感極まりました!🤗、攻撃性高い狂気滲む「どちらも人でどちらが人か!」の戦慄の旋律、妖しい2人の繋がる声に、戦いの狼煙を感じてテンションぶっちぎり最高潮です!!👏、妖艶美麗で魅力的な鎌足&鬼迫の演技と、スリリングな臨場感に溢れた素晴らしいアレンジに、改めて心からの感謝を!😄、またぜひ素敵なコラボ待ってますね♪😉、次回の共演も楽しみにしてます♪🤗☘️