まだあの月と溺れていたい
YURAGANO
まだあの月と溺れていたい
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🌸アヤ
✳️アオイ
🌙2人
🌸(☎✳️)「この歌がさ、君に届きませんように。」
🌸そんな口振りで表情を隠しながら
✳️(☎🌸)「幸福を願っています。」と
✳️善良な思想 掲げて歌った
本当は愛に
🌙飢えているくせに
✳️この街をいつから嫌いになった?
雲の切れ間 太陽が笑っていた
🌸吸い込まれるような日々は
あの水溜まりと共に消えてった
✳️頬を伝うのは夢の跡
🌸数秒間息を止めれば すっと
✳️環境音さえもあやふやになって
🌸夕方五時に音が止まった
🌙静寂の中で歌っていた
🌙もうこれ以上は必要無いよ
朝が来るまでおやすみ
🌸こんな小さな世界
✳️興味は無いだろう
🌙君の体温に包まれていたいから
次の頁めくるの待っていてね
もうちょっと
転がっていくスピードを
落とすので精一杯だった
✳️緩やかに落ちていくのも
🌸惡くない、とか
🌙「幸福の形は人それぞれ」
なんてさ
🌸もういいや
✳️夜は訪れた
🌙それだけの事だろう
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