【二人声劇】RadicaL２ー京廓奇譚ー

△:餐　▲:soyo　台本:朔

【登場人物】 △沖田総司(おきた そうじ)…新選組の一番隊組長。 　　　　　　　　　　　　　天才剣士 ▲岡田以蔵（おかだ いぞう)…土佐勤王党。 　　　　　　　　　　　　　 幕末四大人斬りの一人 台本↓ ーーーーーーーーーーーー （前奏） ▲島原ーここは男女の愛憎渦巻く夜の街 （1：23） 女将「ほな沖田はん、おきばりやす」 △「ありがとう、女将さん。原田さんたちまだかなぁ。ん？あれは…」 （1：14　雑踏） ▲「ったく、龍馬の野郎！俺を花街なんざに呼び出しやがって！」 △「やぁ、岡田さん！」 ▲「てめえは…沖田！なんでこんな所にいやがる？！」 (1：03　鞘を握る) △「ちょっと、すぐ抜こうとしないで下さいよ！今日は非番なんですから」 ▲「うるせぇ、俺たちの邪魔をする奴は斬る」 △「“俺たち”…なるほど。一緒にいるのが坂本龍馬なら、私も見逃す訳にはいきませんね」 ▲「…おもしれぇ」 (0：45男の悲鳴) (0:43 悲鳴にかぶせて） ▲「ちっ。なんの騒ぎだ？」 △「岡田さん、女は好きですか？」 ▲「はぁ？」 △「とびきりの美人を紹介しますよ」 (0：35　沖田抜刀) ▲「何言ってーーーっ？！」 （鈴の音と足音） (0:32) ▲「なんだコイツ・・・」 △「ここで何人も男を喰らってきた女狐です」 ▲「また妖（あやかし）かよ」 △「色香にやられないで下さいね？」 ▲「あいにく化粧臭え女に興味はねぇんだ」 △「あはは、本当にあなたは面白い人だ。殺すのが惜しいや」 ▲「ハッ、減らず口が」 △「私は女が苦手で。さっさと片付けますよ」 （0：08　刀構えながら） ▲「指図すんな。こいつの次はてめえだ」 （0：04　抜刀） △「はいはい」 ▲「女だろうが容赦しねえ。覚悟しな」 【参考】 島原（しまばら）・・・京都にある遊郭の名称 坂本龍馬（さかもとりょうま）・・・土佐藩士。土佐勤王党にいたがのちに土佐藩を脱藩。薩長同盟を結ぶなど幕末の京都で活躍 原田左之助（はらださのすけ）・・・新選組十番隊組長。槍の名手