帝国少女
R Sound Design/【AQUARIUM】
帝国少女
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深海魚エリア。
そこは自分たちが今の役職になる前に担当していた場所であった。
閉館後、水槽の裏側へ足を運ぶと何やら話し声が聞こえた。
ふんわりと落ち着いた声とまだ少し幼い声。
深海魚エリアの従業員だった。
二人はある一つの水槽の前に肩を並べて座っていた。
クラゲの半人種は時々優しい手付きでクリオネの半人種の頭を撫でている。
いつも生意気な彼女にしては珍しくその行為を素直に受けていた。
そういえば、あの水槽には最近弱ってきてしまった深海魚がいた気がする。
…近々報告書が自分の元へ来るだろう。
そう思い、声もかけずその場を去った。
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👻頽廃的都市構想
浮ついた世のシーンでメロウに
雑踏の中息衝いたTrap ChiptuneとNeon アラカルト
💭感傷的都市逍遥
フラついた夜のミームとメロディ
彷徨って行き着いた路地裏の闇夜に溶ける
💭本能的都市抗争
騒ついた銀のホールでファジーに
喧騒の中色褪せぬVaporwave Makina エトセトラ
👻絶対的都市権能
ヘラついた今日のあいつをバターに
強がって噛み付いた 聳そびえる都市のシステム
💭👻純金製の欠乏感を左の耳にぶら下げて
芳香性の憂鬱感を纏ったら
抗菌性の停滞感を両手の爪に散りばめて
どうせ何も起きることのないこの
👻夜💭夜👻夜
💭夜に
👻朽ちゆく身体と心を連れ
一人当て無く漂っていくの
👻💭形骸的残響に絆され滅びゆく都市を這い回るゾンビ
💭どんなにどんなに夜に堕ちても
明日の光が世界を染めてく
💭👻蘇る私は
💭👻帝国少女
#双子館長の餌場
2022/03/28
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