パーフェクトピース
🎨(*Luna)
パーフェクトピース
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No.11 パーフェクトピース / *Luna
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🎨「あら、もう傷は作ってないんですね。…良かった。貴方を救ってくれる方が現れたんですか。…大丈夫。才能に溢れる貴方はきっと画家になれます。私が居ますから。」
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ため息も涙も傷も
全てはこの一瞬のためなんだ
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歌詞
また一つ ため息だ 何がダメなんだろう?
また一つ 嫌いになった 私のことが嫌いになった
また一粒 零れた 何が悪いんだろう
また一つ 怖くなった 世界のことが怖くなった
傷ついた心をまた抱えて歩いていく
だけどもう終わりなんだ 全てをこの矢に込めるよ
今世界は思い通り 手のひらの上で回るんだ
ずっと向けられた笑い声が 背中を押すんだ
今突き出す腕は 傷だらけでも構わない
ため息も涙も傷も 全てはこの一瞬のためなんだ
⸜ story ⸝
____将来は、有名な画家さんになるね。
絵を描くのが何よりも好きだった。
お母さんや周りの友達みんなが、沢山褒めてくれたから。
何より、このスケッチブックは画家だったおじいちゃんから貰った大切なスケッチブックだった。
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私が中学に上がると同時に周りの環境が一変した。
仲良かった友達ともクラスはバラバラで、なかなか声がかけれなかった私は、クラスの隅っこで絵を描くことしか出来なかった。
都合がいいと思ったのかクラスの女の子が、私をいじめ始めた。
「こんな、だっさいスケッチブックで描いた絵なんて誰も見ないわ。」
と、ビリビリに破られてしまった。
初めて絵を貶され、スケッチブックにも心が苦しかった。
守ってあげられなかった思いからスケッチブックを見れず、放置してしまう。
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中学3年生。 スケッチブックを破られてから放心状態の私に、つまらなさを感じた彼女らは
いじめをしなくなっていた。
でも、ひっそりと絵を描き続けていた私は、クラスの子が帰った一人の教室で黒板に絵を描いていた。
黒板なら、破られずに大きい余白にめいいっぱい描けると思ったから。
"とっても上手だね。 未来の…画家さんだ!"
久しぶりに聞いた暖かい言葉に、嬉しさが募り思わず涙が溢れた。
「わわ!泣かないでよ…、そんなに嬉しかった?笑…今度他の絵も見せてよ!」
私の絵をちゃんと見てくれる人がいる…そんな人のために、その一瞬のために絵を描き続けようと決心した。
明日、スケッチブックの絵見せたら褒めてくれるかなぁ
ビリビリのスケッチブックをがんばって治そうと意気込み、帰路を進む。
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✯𝘤𝘢𝘴𝘵
🎨スケッチブック / ミラ
chigo
https://nana-music.com/users/10363377
✯𝙘𝙖𝙨𝙩 𝙘𝙤𝙢𝙢𝙚𝙣𝙩
わたしは曲選センスが皆無なので...ソロ曲決定時に主催様に候補曲を選出していただきました!
晴天を穿つは課題曲として歌っていたので、色々なミラを見せたい!!という思いでパーフェクトピースを選びました
きっと持ち主の女の子は自分の思い出が詰まったスケッチブックを愛していたと思います。
そんな大事なものを乱暴にされた女の子の気持ちが計り知れません...😭
ミラもまた、素敵な絵を書いてくれる女の子の事が大好きだったんじゃないかなと思います。
好きな人がただただ落ち込んでいく姿を見ることしか出来ないミラの気持ちを考えると心が苦しくなりますね...😢
✯ 𝙩𝙖𝙜
#starry
#パーフェクトピース
#ミラから君へ
#星降る音楽会
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