No.03 ただ声一つ
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🧊「ここは…兄の方か。…ありがとう、僕のこと忘れてなかったんだね。僕も諦めちゃったからお互い様だよ。この感情を忘れなくてよかった。」
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愛をひとつまたねまたね
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歌詞
続く 時間の欠片
を集めている ただ
過ぎるノートの余白に書く
「答えは、いつ?」
ほんのり小さな感情へ
愛をひとつまたねまたね
夜に咲く温度と灯るまで
呼吸 ひとつ生きる生きる
優しい日々の横で泣かぬように 嗚呼
泣かぬように
⸜ story ⸝
俺は、お兄ちゃんだから弟のためになんでもやってあげなきゃいけない。
そうやって、育ってきた。
俺が幼い頃から使っていたブロックのおもちゃだっていつの間にか、弟のものになっていた。
あれは、思い出が沢山詰まってた…。
あれだけは、渡したくなかったのに。
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「お兄ちゃん!このブロックお兄ちゃんが使ってたんだよね?僕にくれるの!?さすが大人なお兄ちゃん!」
「あんたは大人なんだからあんなブロック弟にあげても大丈夫でしょ?」
みんな、大人って言うけど…言いたいことも抑えられてるだけで、まだ中学生。
欲しいものは欲しいし、俺だってまだ子どもだ。
でも、俺がわがままを言えば両親がため息をつく。弟が悲しそうな顔をして、結局俺が悪いみたいになる。
それは、避けたかった…んだけど。
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「お兄ちゃん〜、あのブロック欠けちゃったぁ直せない??」
スーッと血の気が引く感じがした。
俺の宝物でもあるブロックが割れてしまっていた。 怒りたい気持ちはフツフツと出るが、
『俺の…俺の宝物なんだ。お前が大切に使ってくれると思ったから諦めたんだ。…でも、お願いだから…大切に使ってくれ…。お願いだから。』
弟も近くで見ていた両親も、初めて俺が悲しそうな顔で目にたくさんの涙を浮かべた俺を見て、移ってしまったように悲しそうな顔をした。
「…ごめんなさい。ブロック、僕…治してみる!」
次の日、俺の勉強机に不器用にテープを貼られたブロックと「壊しちゃってごめんね。ブロックさんもお兄ちゃんがいいって言ってる気がする!お兄ちゃんほんとにごめんね」
と手紙が置いてあり、きちんと思いは伝わること。言葉にする事を諦めないこと…。
このブロックを通じて教えて貰えた気がした。
「俺も、諦めてごめんね。今度は、間違えないよ。」
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✯𝘤𝘢𝘴𝘵
🧊ブロック / ロイ
まれ
https://nana-music.com/users/8424797
✯𝙘𝙖𝙨𝙩 𝙘𝙤𝙢𝙢𝙚𝙣𝙩
ロイくん役で参加させていただいてます、まれです!
ロイくんは感情が死滅していて無口ですが、持ち主に対する気持ちだけは持っているそうです!
そういう子めっちゃ好きです!!
ありがとうございます!!
この曲を選んだ理由は、歌詞とキャラクターのイメージセリフとあってるなと思ったからです!
元々兄のおもちゃであったロイくんは、ある日弟のおもちゃになり、あることを呟きます。
「ここは…弟の方か。
…別に、弟が嫌なわけじゃないけど…。お兄ちゃんの方が、優しく扱ってくれたな。…あれ、俺はもう、"お兄ちゃんの物"じゃないんだから…こんな感情はいらない。」
兄に対する感情をや思い出、寂しい気持ちを捨てて、普段通りでいようとするところが、この歌のサビにぴったりなのではないかと思い、この曲を選びました!
最後に!
ロイくんがちゃんと幸せになれますように!
✯ 𝙩𝙖𝙜
#starry
#ただ声一つ
#ロイから君へ
#星降る音楽会
Comment
1commnets
- きるしぃうますぎてビックリしました🫢