マリア
ふるーり
マリア
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12.
私が楽しくても相手が楽しいかは分からない。
私が大好きでも相手は好きであるかは分からない。
そんなの分かっていたし、私はずっと一方通行
で好きでも良かった。憧れの人を見ていること
が許されるだけで、嬉しかった。みんな私のこ
とはあまり好きじゃないみたいだったから、貴
音さんが私のことを見つけてくれたのが嬉しかっ
たの。私はそれだけで、神様に愛された子だっ
て、思えたの。
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🪞北野未園 cv.歌羽
🧸永谷雛 cv.朿癒
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🧸🪞マリア
🧸私に嘘をついて
🧸🪞マリア
🪞複製品の幸せを
🧸🪞マリア
🧸貴方の知る世界で
🧸🪞マリア
🪞私は必要ないでしょ
🪞マリア どうしてこの世界は
美しく在るこそが正義なの?
🧸だとしたら、鏡に映る差異を
ゆっくりと溶かし新たに描きましょう
🧸マリア 教えてこの世界は
誰しもが正しく平等なの?
🪞だとしたら、私のこの視界を
真っ黒に毒毒染め上げましょう
🧸🪞はいはい、始めましょう
🪞‘‘I revenge in the show”
泣き言はもう意味無いの
🧸バイバイ、最低な子 もう消えましょう
冷え切る前に
🧸🪞マリア
🪞私は嘘をついて
🧸🪞マリア
🪞複製品の幸せを
🧸🪞マリア
🧸貴方の知る世界で
🧸🪞マリア
私は必要ないでしょ
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私は、人に、特に同性には嫌われがちである。
私の振る舞いは世にいうぶりっ子というやつで、
それはあまり人に好かれるものではなかった。
染み付いた性格とやらを直せる気はしなかった
ので、半ば諦めていたが、貴音は違った。貴音
は、私は私のままで良いと言ってくれた唯一の
人であった。そのままの雛のことを好きでいて
くれた。愛してくれた。雛はそれだけで嬉しく
て、心が幸せでいっぱいだった。貴音の言葉は
何よりも甘美で、宝物であった。だからこそ、
雛は喪ったことを受け入れたくなかった。甘え
て、見なかったことにした。雛は、逃げたのだ。
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#HEAVEN___nana
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