なごり雪　中森明菜カバーver

中森明菜　かぐや姫

毎年この季節恒例の曲を投稿しました。 今年はちょっと遅れましたが、昨日は雪も降ったことですので… さて今年は、中森明菜がカバーしたアレンジを参考に作りました。 https://youtu.be/gf3tNX85M5E かっこいいですよね。 ただ中森明菜はキーが低く、イルカのカバー曲のキーより２つ低いので女性にはちょっと厳しいかもしれません😅 その分、男性は、ちょっと頑張れば出るキーになってます👍 私なりのこの曲の聴きどころと感じる部分ですが まずは、なごり雪は、50年近く前の曲ですが、正やん（作詞作曲者の伊勢正三）らしい情景が浮かび上がるような詞とメロディーが素晴らしいです。 コード進行のテクニックも絶妙で、Aメロ、サビはオーソドックスでシンプルなコード進行ですが、Bメロのサビ前2小節のコードワークが心に刺さると言うか、この曲のキモになっていています。 オリジナルのかぐや姫バージョンのでは、サビ前の ふざけ過ぎた季節のなかで〜♪ のコード進行が F♯7 Bm / E7 A7 となっていて、このキーのDのダイアトニックコード （簡単に言うとそのキーで使うノーマルなコード） ではない、 F♯7 とE7 をセカンダリードミナントとして使い、 キーを D→Bm→A→D（サビ） とBメロの後半2小節を1小節ごとに転調させていてます。 Bメロ頭の なごり雪も〜♪ のところでBm F♯mとノーマルなコード進行でダイアトニックコードのF#mを聴かせているので、その後のセカンダリードミナントのF♯7がかなり効いてます。 弾き語りしていると特にこの部分の変化が心にグッときます。 セカンダリードミナントはよく使われるテクニックですが、この曲では2つ目のセカンダリードミナントであるサビ前のコード進行をE7(A7のドミナント) A7(Dのドミナント)とダブルドミナントにしてサビ頭の曲のキーであるDコードに着地をさせるテクニックを使っています。 ダブルドミナントはブルースとかジャズでは使うのですが、それ以外では珍しいような気がします。 ちなみにかぐや姫のオリジナルバージョン以外でダブルドミナントを使っているのは、イルカを含めほとんどのカバーバージョンは無いと思います。 この中森明菜カバーバージョンも使ってません。 何故なんでしょうね… 最後に、参考までこのアカウントになった2019年から投稿している「なごり雪」のサウンドを貼っておきます。 2022年 https://nana-music.com/sounds/0647964d 2021年 https://nana-music.com/sounds/05ec99ed 2020年 https://nana-music.com/sounds/0564530a 2019年 https://nana-music.com/sounds/04cc1a2c https://nana-music.com/sounds/04c57d1d