林檎売りの泡沫少女【🌹誕・ラスサビ】
yukkedoluce
林檎売りの泡沫少女【🌹誕・ラスサビ】
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街の人達は哀れむ 赤い実を食べて呪われた者を
「永遠に生きられずに死ぬのさ 嗚呼」
「なんて可哀想な話」
ふたりは笑う それでも笑う
La La La とっても素敵な呪いね
例え明日死んでも 『今』が確かで大切になるから
もう声は届かないのね
まるで透明になったみたいだわ
そうして誰もが知らぬ振りをした
何故なら世界が呪われているから
『永遠』の呪いは解かれていた
まるでふたりの方が狂ったみたいだろう
そうしていつか笑うように眠る
何故ならふたりは放たれているから
死んだ世界で唯ふたりだけが幸せだった
*☼*―――――*☼*―――――*☼*
エリー。君がどんなに辛い目にあったとしても、今までの苦しい思いも、何もかも全てをひっくるめて、最後には幸せであることを願うよ。
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