【和風台本】桂の木の下で【切なめ】
【◆武士】コラボ様【◇妖】アノン【台本】浅漬とまと【BGM】みわたか様
【和風台本】桂の木の下で【切なめ】
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#浅漬台本 #声劇 #和風 #二人声劇 #2人声劇 #妖 #武士の最期 #悲しい #戦国時代 #切ない #御屋形様 #秋 #武士 #時代物 #コラボ歓迎 #アノン
ぜひコラボしてってください!!
↓↓台詞↓↓
(1:30)
◇「はて、こんなところに人とは珍しい。」
◆「む、何奴。」
◇「嫌だ嫌だ、血の臭気が濃いのう。……死に向かうものの匂いじゃ。」
◆「ふん、構わん。主も助けられなかった、生ける屍よ。」
◇「ほう、人の世を捨てる気か。ならば、私と共に来るか?」
(1:02)
◆「お前、妖か……妖の温情とは片腹痛む。
……放っておけ。ただ、懐かしき地にもう一度、と、
御屋形様の最期の命を守っているだけ。」
◇「人とは、難儀なものよのう。お前は…この木を知っているのか。」
◆「ああ。お前も、この木と同じ香がするな。
……昔、御屋形様と……よく眺めたものだ。立派な、桂だと。
見ろ、妖。色づいた葉が、美しい。ああ……懐かしき、桂…、よ。」
(0:15)
◇「そうか。……桂と呼ぶか。」
◇答える声を失った人間は、静かに微笑んでいた。
◇「それが、私の名か。……懐かしき人の子よ。」
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