Color-less #今鍋公式
終焉ノ栞《序章》
____カタン、カタン。
静かに揺れる電車内に響く音に耳を傾けながら、次の停車駅を待つ。いつ捲られるか分からないのに、その時をただ待っている。
「次は、放課後。放課後____」
いつぶりか分からない、車内アナウンスが鳴り響いた。普通であれば訳が分からないであろうアナウンスを黙って聞きながら、電車が完全に停るのを待つ。
やがて、甲高い音を上げながら電車が完全に停り、ドアが開いた。電車を降りても、降りなくても自由だ。それでも降りることを選んだのは、自分の意思なのか、はたまた…。
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🌳始まりのページは何色?
🌫あの日見た僕らの夕日は何色?
🌳色褪せてゆく思い出はもう 途暈けたモノクロ
🌫取り戻そうか さあ 『平凡』を これも思い出に
🌳今すぐ 📚この手で
🌫鳴り響くベルが告げる放課後
当たり前の生活がちょっと幸せで
📚「今日はどんな話をしようか?」
🌳なんてさ くだらないね 何となくが4つ集まった
📚偶然 🌫退屈凌ぎにさ
📚不透明 🌳始めたこのゲーム
🌫隔たる代償 指を前に突き出して さあ
🌳全知全能 答えをくれる 夢おとぎ話
📚始まりのページは何色?
あの日咲いた花は笑顔の虹色
🌫これからの君へ訪れる 名無しのダンジョン
🌳一粒の勇気 連れ出そう 夢の続きと
🌫終焉へ 📚未来を
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