第三十五話
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第三十五話
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リョウガ(すぐ)
「ちょっと待てよ。いきなり世界を救えとか……こいつらはまだ子供だぞ?あんただって言ってたじゃないか。"童"だって。それなのに大魔法使いだって太刀打ちできないような存在と戦わせるつもりか?」
グレイズ1:13
「時間がないのじゃ。わずかでも可能性があるのなら、お主ら二人に懸けるしかない。それほどまでに世界の危機は迫っておる。それに、お前たちを元の世界に帰そうとしても悪念の塊が邪魔をするのじゃ」
リョウガ0:53
「なんだそれ……!それにこいつらは普通の魔法使いなんだぞ……!」
ユア0:47
「いいや、それはない!幼くして立派に魔法を使いこなせているんだ。二人は優秀な魔法使いだぞ!」
ティド&ミュール0:38
「………。」
《戸惑い、顔を見合わせる》
グレイズ0:35
「……少し考える時間をやろう。部屋へ通せ」
使い0:30
「はっ」
ー別室 夜ー
【部屋を暗くして布団に入っているミュールたち】
ミュール0:23
「…………。ティド?」
ティド0:20
「なあに?」
ミュール0:18
「起きてた……。あの、今日の……お話……」
ティド0:12
「うん、驚いたね……。いきなり未来へ来たかと思ったら襲われて、逃げて捕まって……。そして世界を救うために戦えだなんて……」
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