ー迷い人ー
蒼月
https://nana-music.com/users/8398624
ーストーリー⑥ー
曲が決まってからは本当にあっという間でした。
迷い人は歌の練習を、結愛は叶夢への手紙を書くと決め、それぞれのやることに踏み出します。
届かないかもしれない…。
私のことも分からないから…。
でも…もしかしたら届くかもしれない。
そんな希望を乗せて結愛は手紙を書き始めました。
そんな結愛を知らない叶夢はまだかまだかと楽しそうに待っています。
(楽しみだなぁ。…?たのしみ?たのしみって僕言った?これも感情とやらなのかな…。ってか何となくなにか書いてる女の子は知ってる気がする…
っ!頭いたっ!?何事!?ま、いいか…。ちょっと寝てこよーっと。)
結愛は迷い人の1人に手紙を届けてくることを伝え、叶夢の所へ行きます。
少し歩くと着くその場所は叶夢がいつもお昼寝をしている所でした。
そこには私が泣きたくなるほど似ている…叶夢との思い出が沢山詰まっていて…最期の…別れの場所がありました。
(こんなところでお昼寝なんてしなくても…私はここにいるよ…叶夢…早く私に気づいて…1人は寂しいでしょ…一緒に温かいところに行こう…待っててね…。)
叶夢は起きる気配が一切なく、心配になるほどでしたが、枕元に書いた手紙を置き、持ち場へ帰りました。
-lyric-
あなたがくれた 花束を胸に抱き
ここからまたはじめよう
いつか どこかで 巡り会えたそのとき
笑っていられるように
ふたり決めた花の種
どれにしようかワクワクしたね
咲いた花をひとり見つめる
たすけて じょうろが からっぽなの
あなたが置いていったプランター
さびしくて枯れてしまいそうだった
それでも旅立つことを決めた
止まった時計が動き出す
あなたがくれた 花束を胸に抱き
ここからまたはじめよう
いつか どこかで 巡り会えたそのとき
笑っていられるように
-Tag-
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