一人声劇「89年前の侍〜祝WBC優勝〜」

台本：豆ッチ　朗読：豆ッチ

アメリカを倒したWBC優勝に繋がる日本プロ野球の夜明けは89年前の日米野球にあります。 沢村栄治。 天国に届け日本の世界一✊⚾️🇯🇵 「大谷第六球投げました！空振り三振！侍JAPAN世界一を奪還しました！」 侍JAPAN歓喜のWBC優勝 今から89年前の昔 一人の侍が現役メジャーリーガーと互角の戦いを繰り広げたことをご存知だろうか 沢村栄治 若干17歳の少年だった べーブルース「Hey boy! Comeon!」 沢村「すげえ、ほんまもんのべーブルースや…よっしゃ…俺の球、打ってみぃやッッッ！」 審判「ストライク！バッターアウトッッッ！」 べーブルース「What？The ball hopped. Is there a Japanese who throws a ball like this?（何だ？ボールが浮き上がったぞ…こんなボールを投げる日本人が居るのか…？）」 沢村は豪速球と縦に割れるカーブを武器にべーブルース、ルーゲーリックらメジャーリーガーを翻弄、試合は両チーム無得点のまま8回を迎える。 ルーゲーリック「Got it. He has a habit of distorting his mouth when throwing curves.（わかったぞ。彼はカーブを投げる時口元を歪めるクセがある）」 沢村「俺のドロップ（カーブ）、打ってみぃッッッ！」 カーーーンッッッ！💥 クセを見抜かれた沢村はルーゲーリックにソロホームランを浴び日本は0-1で敗れた　 ゲーリックに打たれマウンドに跪く沢村栄治 89年後 トラウトを三振に打ち取りマウンドで雄叫びをあげる大谷翔平の姿があった WBC優勝は 遠い昔の侍の活躍と無縁では無い