【2人声劇用台本】人生は青く戦ぐ

深蒼: 青藍: BGM:リイカ様

｢この先の人生に、風立つことはあるのか｣ 〜諸注意〜 ✰︎BGMに素敵なサウンドをお借りしています。 必ずそちらに拍手･コメントをお願いします。 ✰︎一人称や性別の変更、アドリブ、一向に構いません。 ｢削っちゃまずいかな？｣◀︎気にしないで削っていいです！ 一部削った方が面白くなるなら大歓迎！ 面白いもの大好き！むしろドンと来て下さい！！！！ ✰︎キャプションの貼り付けもご自由に！ こちらの台本への拍手があったら嬉しいです。 自由に読んでいただけたら嬉しいです！ 〜無視してもいいふんわり設定〜 ◾︎深蒼(しんそう) 戦場で蒼夜叉と呼ばれ恐れられる剣豪。 自らが一刀で斬り伏せた多くの人々が、 戦場の中にありながら満足気に死んでいくように見え、 自分よりも強い相手に殺されることを望むようになった。 長年自分と拮抗する腕を持つ青藍と刃を合わせ、 青藍に己の死に場所を見出していた。 ◾︎青藍(せいらん) 蒼夜叉の噂を知った上で力試しを目論見、 戦場で深蒼を探し出し自ら斬りかかったことで出会う。 深蒼の力を認めた上で、その心の危うい均衡を弱点と見ている。 深蒼と刃を合わせることで、いずれ自分が 死ぬこともあるだろうとは思っていた。 死にたがり、というよりは生を謳歌して思う形で死にたいと思っている。 🦋‪＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 深蒼｢なあ……嘘だよな？お前が死ぬわけ、無いもんな……？｣ 青藍｢……勝手に、殺そうとするな。｣ 深蒼｢……っ！！良かった、｣ (1:16) 青藍｢はは……長年殺し合ってきた奴が、 今更｢良かった｣ってなんなんだよ……。｣ 深蒼｢分からない……俺は、これは……。｣ 青藍｢(咳込む)……戦場で、俺よりも強い奴に殺されて死ぬのは、誇りだ。｣ 深蒼｢青藍、お前が死んだら……俺はどうしたらいいんだ……。 お前に会った時自分の死に場所を見つけた気がしたんだ。 争いに囚われて生きることに疲れた俺の、唯一の希望……。｣ 青藍｢勝手なことを言うな、寝惚けてるのか。 俺は、これからお前が背負う業の一部になる。 殺す覚悟の無い奴に殺されたかと思うと、反吐が出る。 死んでも……っ死にきれない。｣ 深蒼｢お前は、凪いでいた俺の人生に唯一吹いた風だ。 お前を失ったら俺はまた、 死に場所を求めて這いずる毎日に逆戻りだ…！｣ (食い気味に) 青藍｢黙れ！！……俺の最期を、これ以上……っ 救いようの無いものにするな……｣ 深蒼｢……っ！｣ 青藍｢しかと目を開けて…とどめを刺せ。 俺の最期を見届けて、そしてずっと……ずっと苦しめ。｣ 深蒼｢……俺を置いて先に逝くことを、 いつまでも恨むぞ、青藍。｣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿✎︎ 【どうでもいい蛇足】 ｢戦(そよ)ぐ｣という漢字がとても好きです。 風が戦ぐ。柔らかい印象の言葉で、実際穏やかな事象に なぜこの字が当てられるんだろう？と小学生の頃に不思議に思い、 調べた所から漢字や日本語が好きになったなあと思います。 その代わりといってなんですが、 数字と地理は一切の興味が持てずなんの吸収もできませんでした。 数字無理です。