中編① 第3話『協力』【Normal】
台本:由季 BGM:『ad-lib piano BGM 真珠雫色』レーニャ様
中編① 第3話『協力』【Normal】
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⚠️企画用のため関係者以外閲覧、視聴禁止
中編①
扉を開ける莉乃に続いて、部屋に入れば
莉乃「あれ?シャルロットさん居ない?」
誰も居なかった
レベッカ「出直した方がいいみたいね」
踵を返そうとした時だった
?「おかえりなさい!(瞬時に雰囲気を変え)………あら、お客様?…ご依頼でしょうか」
部屋の奥から少女が姿を現した
金色の髪はふわふわと靡き、頭上の赤いリボンが可愛らしさを強調している
レベッカ「………いえ、依頼というより、協力願いです(なるほど、さっきの、のほほーんとした感じが本性ね)」
?「…協力願い?」
レベッカ「申し遅れました。私はレベッカ・ライリー。ギルバートの上司です」
?「(ギルバートの上司…ということは…)貴女もヤードの?」
レベッカ「えぇ。それなりの地位についてますので、口利きくらいならお任せください」
?「(素に戻って)!初めまして、私はシャルロット・マリーと申します。どうぞ、お掛けになってください。」
レベッカ「………どうも(戻った)」
勧められたソファーに座ると、シャルロットも向かい側の1人がけのソファーに腰掛ける
シャルロット「莉乃ちゃん、申し訳ないのだけど、お茶を入れてもらってもいいかしら」
莉乃「わかりました!」
律「僕も手伝うよ」
莉乃「え?1人でも大丈夫だよ?」
律「………火傷なんてしたら嫌だから」
莉乃はそこまで自分は不器用なのだろうかと思ったが、律の不安そうな顔を見て
莉乃「ありがとう、律。じゃあ、手伝って?」
律「…うん」
2人はキッチンに向かって行った
シャルロット「それで、協力願いとは?」
レベッカ「近頃、巷を騒がせている不審事件をご存知ですか?」
シャルロット「(新聞に載ってた事件だわ…)……実行犯はおろか、その特徴すら見つからないと伺っております。その未解決事件が何か…」
レベッカ「実は、地道な調査の結果、その未解決事件は総じて、ある人物が操作している、ということが判明しました。我々ヤードはその人物をこう呼んでいます。"犯罪卿”と。」
シャルロット「………犯罪卿」
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