【朗読】黒い影の君「台本」
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【朗読】黒い影の君「台本」
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依音から頂いた台本
彼女独特の世界観が好き
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深夜2時30分を少し過ぎ、
時計の針の音が異様に大きく響く部屋で、僕は目を覚ました。
とても嫌な夢を見ていたような気がする。
こういう時は決まって、黒いモヤのようなものが僕の全身を覆っていた。
いつから見えるようになったのかは分からない。
でも、きっかけは知っているような気がした。
その黒いモヤが見えた時、僕は体を動かすことができなくなる。
金縛りとは少し違う、変な違和感を抱きながら、僕はソレに語りかけた。
「僕は君を愛してる。だから、安心して眠って」
それを聞いた黒いモヤは、一瞬動きを止め、静かに消えていった。
身体から力が抜け、動けるようになると、落ち着かせるように深呼吸をする。
ベッドから起き上がり、僕は君の写真の前に静かに座る。
───数日前、交通事故にあって亡くなった
君の遺影の前へ。
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#黒い影の君 #声劇 #朗読 #台本
Comment
3commnets
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊ありがとうございました。
- 神々ふじもん台本読ませていただきました、ありがとうございました
- 一条 蓮素敵な台本をお借りしました