無責任に自由を命じられたこの監獄は、その場にいる2人にとって、酷く広く感じる。
それでもきっと、外の世界と比べればずっとか息がしやすいのが事実なのだ。
「━━━、━━━━━━━━━」
「……━━━━━━━━。」
傷を装飾のように纏う少女と恍惚に犯された少女。互いに言葉を交わすもその爛々とした眼差しに迷いも戸惑いも一切ない。ただ目の前の相手を虎視眈々と見据えるのみ。
この群像劇に偽りはない。これは何れ、互いが互いの信念の元戦った勲章になるものだ。
讃え。讃え。
賛美の声を轟かせて、
願え。願え。
祈りの声を響かせて、
全てはマインドの名にかけて。
宣誓、
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