平成時代の妖怪事情
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平成時代の妖怪事情
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多分泥酔したやつの歌
風に吹かれて何百年 夢を見続け何千年
澆季溷濁(ぎょうきこんだく)も乗り越えて 魂も身も涸れはせぬ
面白いだけで年を経た 人間風情にゃ分かるまい
この身が残っていれば良し 明日のことは明日やる
今を見下ろせ 自若(じじゃく)と構え
我らは時代と逆を往(ゆ)く
雲を見下ろせ 手ぶらで然(しか)と
我らは終古(しゅうこ)の知己(ちき)を得た
さぁさぁ もっと死ぬほど騒げ
亡者(もうじゃ)も生者(しょうじゃ)も無礼講(ぶれいこう)
感謝なんてするもんか
覚醒(めざ)めろ月影清(つきかげさや)かなこの夜に
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