【声劇台本】星空を歩く

【音楽】彗様[ヨルシカ]【声】あなた様【台本】青木 街

どこまでも、 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 【台詞】 深夜。 ふと、カーテンの向こうが気になった。 どこまでも深い青、ぽっかり浮かぶ月。 散りばめられた星々が遠くの島に降り注ぐ。 部屋に滑り込んだ風が手元のページをめくっていった。 喉を鳴らす小さな温もり。 呼吸をする窓辺のサボテン。 いてもたってもいられなくなって、 僕は裸足のまま家を出た。 ほのかに熱を帯びた砂浜。 水色のパジャマ。 未だ明るい 街の中心。 今は、僕だけのビーチ。 海と空の境界が分からないくらいに 世界はずっと星空だった。 僕は歩いた。あの白い星を目指した。 全身を飲む冷たさと、熱い衝動。 肺を空が満たしていくような、 そんな感覚がして僕は海から頭を出した。 この日、僕は星空を歩いた。 真夜中の小さな冒険。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ✉️ 星空のお話を書くのが好きになりました。 とてもお気に入りです。 彗さん、素敵な音をありがとうございました。 【台本についてのお願い】 台詞のコピーと貼り付けはお控えください。 コラボの際は音源主様の方へ何かしら反応して頂けると幸いです。 こちらの台本の音源は自作のものではなく、お借りしているものなので他アプリでの使用は控えてください。 よろしくお願いします。 #街のほんだな #声劇台本