向こう髪
君島大空
向こう髪
- 40
- 2
- 0
寒さに気圧されながら
海射抜く光で 手の内を見紛おうと甘い囁きは砕け
「冷たくなってゆくのよ」
忘れたくなる世界で
君の目を見てる
青さよ!落書きを徒然と焼き尽くし 走ってく、
弾んでる 揺れる向こう髪に
星を撒き散らし踊り出しそうな夜も
君の目の中に今連れてゆくんだ
涙を隠した両手の
ぼろぼろの袖を 飛び越えてゆく
つもりのステップ
Comment
No Comments Yet.