【映画】銀河鉄道の斜陽

One year ago／史世：もや　瑠花：

深夜シネマ様の不思議な世界観の台本に挑戦してみました！ 正直、落とし所の見えない、難しすぎる台本で、今でもどう演じるべきなのか、わかりません！www ただ、この世界観の一人になれたらいいなぁという思いだけでやりましたwww あらためて、素敵すぎる世界を、ありがとうございました！ 詳細は台本にてご確認ください！ 以下台本のみコピー ─── ［以下の台詞─史世が電話を切るまで同時。効果音を目印にお読みください。］ ［カトラリー─地面に落ちる］ 史世：お静かに。 瑠花：『お静かに』 ［佐藤史世─図書館内ルールを反芻しながら階段を上る］ ［水嶋瑠花─宮沢賢治作品の一節を朗読する］ 史世：館内での飲食は禁止です。 瑠花：「『当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知ください。』」 ［頁が破れる音─“誰か”が破ったようだ］ 史世：資料は大切に取り扱いください。 瑠花：「｟ああ、マジエル様、どうか憎むことのできない敵を殺さないでいいように早くこの世界がなりますように、そのためならば、わたくしのからだなどは何べん引き裂かれてもかまいません。｠」 ［佐藤史世─本棚の前で足を止め、一冊の本を抜き取る］ 史世：貸出手続きをお忘れなく。 瑠花：「『何だと。おれをぬすとだと。そう云うやつは、みんなたたき潰してやるぞ。ぜんたい、何の証拠があるんだ。』」 ［鴉─鳴声が図書館内にも聞こえた］ 史世：万が一手続きされなかった場合は、 ［携帯電話─佐藤史世のものだ］ ［佐藤史世─電話を切り、ソファに腰かける］ 史世：「ハァ……」 瑠花：「今日もかかってきたんですね」 　　　　　　 史世：「……」 ［佐藤史世─ラジオのスイッチを入れる］ 瑠花：「『放送部のエース、行方を晦ます。本校の生徒、水嶋瑠花さんが先週末から行方不明に。情報提供にご協力ください』」 ［踏切の音］ 史世：「一体どこへ行ってしまったんだ」 瑠花：「『彼女の最後の痕跡は図書室。貸出記録には3冊の物語』」 ［踏切の音］ 史世：「何故この本だけ手続きをしなかったんだ」 瑠花：「『合わない貸出数、銀河鉄道の夜』」 ［踏切の音］ 史世：「彼女は如何にしてこの本を持ち出したのか？」 ［踏切─電車が横切る］ 瑠花：「それは簡単な話よ」 瑠花：「貴方が持ち出した、そうでしょ司書さん」 史世：「『もう駄目です。落ちてから四十五分経ちましたから。』……」 史世：「ハハハ……！」 ［佐藤史世─『銀河鉄道の夜』を捲る］ ─── #声劇台本 #映画_アノマロ奇譚 #保管庫A